政府は12日午前、衆参両院の議院運営委員会の合同代表者会議で、日銀審議委員に東京電力前副社長の森本宜久・電気事業連合会副会長(65)を起用するなど8機関32人の人事案を提示した。衆参各院の同意を経て正式決定する。

 日銀審議委員の定数は6人だが、自公政権時の「ねじれ国会」で日銀総裁人事が混乱し、現在は2人欠員の状態。森本氏は連合会副会長などを6月末に辞職し7月1日付で任命予定。昨年12月に国会の同意を得ている宮尾龍蔵・神戸大経済経営研究所長が今月下旬に同所長を退任して審議委員に就任する予定で、森本氏の同意が得られれば、08年3月以来、約2年4カ月ぶりに審議委員の定数が埋まることになる。【山本明彦、近藤大輔】

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 三菱自動車製大型車のタイヤ脱落事故に絡み、リコールを避けようと国に虚偽報告をしたとして、道路運送車両法違反(虚偽報告)の罪に問われた、三菱ふそうトラック・バス(三菱自から分社)の元会長、宇佐美隆被告(69)ら3人の上告審で、最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は、3被告側の上告を棄却する決定をした。1審の無罪判決を破棄し、いずれも罰金20万円とした2審の逆転有罪判決が確定する。決定は9日付。

 ほかの2人は三菱自の元常務、花輪亮男(69)、元執行役員、越川忠(67)の両被告。法人としての三菱自も同罪に問われていたが、上告せず、すでに罰金20万円の2審判決が確定している。

 宇佐美被告らは、横浜市で平成14年、脱落したタイヤの直撃を受けた母子3人が死傷した事故を契機に、国に求められた報告で虚偽の内容を伝えたとして起訴された。

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