こんにちは
イオです
さて、前回の続き── 今度こそ後編です。
その前にまたまた補足ですが、前回補足記事で「花魁人生は、詳細な人生計画を立ててこなかった人生」である可能性が高いと書きましたが、私という魂が「毎回、詳細な人生計画を立ててこない魂」だというわけではなく、あくまでも、この花魁人生に関しては、詳細な計画を立ててこなかった…可能性がある…というだけです(^_^)
どんな人も、一つの人生ごとに試す方法、学ぶことが違っていて、色んな人生計画でいくつもの転生をこなしてきたでしょう。
今回アップする私の人生は、果たして「詳細な計画、アバウト計画」どちらの人生だったのか分かりませんが(だから自分の人生もっと興味持ってリーディングしてみろよって話?)、どの人生も、希少価値の高い素晴らしい人生なのです。
今の人生がどんなでも、昔の人生がどんなでも、皆さん懸命に生きた事、生きている事、尊んでくださいね
で、今回の記事に関してですが──
今回の記事、ところどころ意を決して…普段は使わない表現や記述等してあります。視えた事、受け取った事を大体の感じでそのまま再現してお伝えしてみようと思ったまでなのですが(それでも実際受け取ったものより遥かに柔らかく表現してあります)、未成年の方は読まない方が…そして、不快に思われる方は途中で読まなくなっても大丈夫ですので…。
(そんな大げさな事でもないかもしれませんが、「イオさんがこんなこと書いてる!」という驚きは受ける、かも…。その辺、もし茶化したい気持ちになっても、それはなしでお願いします。ズバッと書いても、下品な下ネタ話は相変わらず嫌いです)
前回、花魁の人生で私を身請けし、優しい夫となってくれた彼は、ある人生では、女性にして可愛い恋人として私と出会い、別の人生ではまた夫として、思い出す限り…恋人や夫婦の間柄が多いのですが、それは私の「心/意識」が、その魂と「特別深いつながり・絆」を持っていた人生に焦点を当てているからなだけで、実際には、ただの友人、仲間、同志…そういった関係から、ただすれ違うだけの人生というのもあったと思います。
魂の伴侶はいつでも、恋人や夫婦になるわけではありません。
そして、必ずどの人生でも出会い、魂の再会を果たし、恋愛関係に発展する…というわけでもありません。(それはもう皆さまご存知ですよね)
でもって、彼という存在(魂に性別はないですが)は、私にとっての「魂の伴侶」であろう…とは思いますが、世間で言われるところの「ツインソウル」ではない可能性があります。私は、その存在を「ペアソウル」と呼んでいます。
私の場合の「魂の伴侶」は、自分という「魂」から分離してできた存在ではない、違う存在の魂の事を言っています。
(とはいえ、大元は皆「源」という一つの宇宙存在の一部なので、自分ではないとか自分の一部とかいう表現は変なのですが、そんな壮大な魂の話は置いといて…)
私にとっての「ツインソウル」は、まさに「卵が二つに分かれて生まれた」的「双子の存在」にして「兄弟姉妹」のようなものなので、その存在への「恋愛による愛情」は生まれません。(あくまでも、これは私という魂にとっては…という事です)
ゆえに、彼の魂は、私にとっては「ソウルメイトの中の特別な存在」で「魂の伴侶」という存在になりますが、世間でいうところの「ツインソウル」とは、違う可能性があります。(世間で言われるツインソウルは、どういった存在を言っているのか、よく分からないので、それと混同されないよう一応説明しましたです(;^_^A)
さて──
あの花魁時代の(私には再婚であり、彼には初婚だった)夫の魂は、実は私が「予知能力を持った小国の王子」だった時の恋人であり、「超ハンサムな副官」人生では郷里で私の帰りを待ってくれている愛妻であり、多分、「牡丹の花の記憶」の時には、遠征に出かけて不在だった夫であろうと思われます。
(そういえば、そのどれもが、見事に劇的な人生でしたねー…)
そして、何よりも鮮明に思い出したパラレル、「バイキング首領の息子」としての人生で、私は、ものすごく心痛い魂の再会を思い出すことになりました。
その人生で、私がバイキング見習いから本格的に父親のあとを継ぐため、次期頭首としての生き方を始めるようになった頃(多分、17~18歳くらい)、その魂と、出会いました。魂的には、「再会した」という方がいいでしょう。
その時代、彼は、「侵略地の戦利品であり、貢ぎ物」の女性でした。
彼女は、私の部族のバイキング達による他国への侵略によって、力づくでさらわれてきた若い女性でした。
その人生での私と彼女の出会いは、心痛い出会いとなりました。
私は、彼女の存在に気づくのが遅くなり、その存在を知った時には、彼女はすでに沢山の男達(つまりは私の仲間のバイキングたち)によって乱暴されてしまった後でした。(ショッキングな内容ですみません…
これをヴィジョンで思い出した私は、もっとショックでへこみました…)
私はどうも、バイキングとしての侵略の人生を楽しんではいましたが、女性に乱暴したり、年寄りや子供に暴力をふるう事は好きではなかったので、バイキングとしての喜びと同時に、自分の人生に葛藤も感じていました。
それでどうも、仲間から、その時代の人生でもまた、今生と同じく「浮いている」「変わり種」として見られ気味でした。
そんな時に、遠征(という言葉でこの情報を得たのでこう書いてますが、ただの侵略です)から帰ってきた船から「貢ぎ物」「戦利品」として下ろされてきたその娘(17歳くらいの薄い金髪と薄い水色の目の少女)を見た時、自分たちの蛮行が、本当に嫌で嫌でたまらず、申し訳ない気持ちで仲間が連れてきた彼女を出迎え、そして、目が合った瞬間── 。
一目見て、何というか…「あれ?」…という気がしたのです。
知っている気がするような、何だか、なんといっていいのか分からない…不思議な気持ちでした。
そんな自分に、仲間は呑気に下品に笑って彼女を指さし、「おまえもどうか」というのです(つまり、彼女を抱いてはどうかというわけです)が、自分はそんな風に女を傷つけるのは好きではないと言うと、「じゃあ」…といって、仲間が彼女を連れて行こうとしたので、急いで横から彼女の腕を引っ張り、彼女を自分の部屋に連れて行くのです。
それを見て、仲間が背後で冷やかして笑う声や姿が、まるで映画でよくあるシーンのようにリアルに聞こえ、見え、「これは一体何なんだろう。私は本当に過去世を思い出しているのか、それとも、これは私の想像か何かなのかな?でも、何でこんな想像するわけ?」と疑ったほど、リアルに思い出されていました。
別に何もする気はなかったのですが、他の男どもから護るために連れてきたものの、どうしようかな…と思い、とりあえず、仲間たちが乱暴に扱ったせいで怪我をしたのだろう様子を見て、ただただ申し訳なく…傷の手当をした方がいいだろうと思い、部屋にかけられていたお湯をたらいのような入れ物に移し、布と薬のようなものを持って近づこうとしました。
当然、彼女はすごく怯えて逃げようとするので、「何もしないよ」と伝えるのですが、彼女は私の言葉が分からず、そして、私も彼女の言葉が全然分かりませんでした。
その瞬間、何でか私はその事実に驚いて、ショックで、「え?言葉が通じないんだけど、何でだ?」と思い(その存在/魂とは、多分、いつも同じ国で出会う事が多かったので、常に言葉での意思疎通ができるのは当たり前だったという無意識の感覚があったゆえの驚きだろう…と思います)、同時に、彼らは一体どこまで侵略しに行ってたんだ?…と思ったのです。
どうも予定外の場所まで足を伸ばし、侵略や略奪の限りを尽くしてきたように思え、嫌気がさすと同時に、身内ながら「どこまでも略奪、侵略を楽しむ心」を怖いな…と思ったりもしたのです。
突然攻め込まれて侵略の限りをつくされた人たちは、どれほど怖い思いをしただろう…と思い、自分もそうした蛮行をしたことがあるので、少し罪悪感を感じたりしていました。(それでも女性を乱暴する行為はしていません)
身振り手振りで「傷の手当てをしようとしている」事を伝えると、彼女の方も「この男は他の男達と違うようだ」と判断し、少しづつ警戒心を解き、気をゆるしてくれるようになります。
視えていたヴィジョンは、一旦そこで途切れました。
実際に傷の手当てをするところまでは視えませんでしたが、そのあと、以下のような情報が、走馬灯のように流れるヴィジョンと共にもたらされました。
その日から、私は毎日、自分の部屋に彼女を置くようになりました。
ほとんど側を離れることなく、いつも自分の側に彼女を置くようにしていました。
その時、一つ妙に印象に残った事がありました。
一緒にいる部屋の中に、突然、同じ部屋に一緒に住むようになった男女がドラマでよくやるような、二人の間に目隠しの仕切りをする…などの様子がないことでした。
なので、「ああ、二人の間を仕切らないんだ(二人の間に目隠しの布とかかけないんだ)」…と、それを見ながら思っている自分がいて、その時、「ああ、やっぱこれ、私の想像とかじゃなく、実際にあった別の人生の一場面を見ているのだなあ」…と気づきました。
彼女が着替える時や湯あみをする時には外に出て、扉の前で扉にもたれて腕組みして見張ってたり、あんまりいつも外にいると不審がられるので、仕方なく中にいる時には、背中を向けて何か用事をしていたり(何か道具の手入れをしている事が多かったよう)…そういった場面がバーっと視えました。
でもって、目隠しの仕切りがなかったのは、そんなものがあると、仲間や家族に不審に思われるからで、彼女を大事にしているように見えないよう、変に思われないようにするためだったようです。
外に出したり一人にしておいたりすると、他の仲間が何するか分からないので、「彼女はおれのものだ」という感じで、周囲に「手を出すな」と警告してはいたようですが、実際には、私は彼女に何もしていませんでした。
しかし、そのまま何するでもなく庇い続けるのは無理があるし、一体どうしたものだろうと日々考えながら共に過ごすうち、当然というか、多分、それが運命だったのでしょう。
私は彼女と恋に落ちます。
でも、私は由緒ある血筋のバイキング首領の跡継ぎです。
妻は、同じバイキングの部族から選ぶものとなっていたようで、私はそれからものすごく悩む日々を送るようになります。
日が経つごとに、周囲も段々、私と彼女の仲を怪しむようになりました。
「もしかして、遊びではなく、本気で戦利品の娘を好きになってるんじゃ?」
…という感じの怪しみです。(これをおそれて部屋に仕切りをしないでいた)
やがて、父親も仲間も(母親や部族の女たちはとうに気づいていたようで、何かと彼女の世話を焼いてくれたり新しい服を作ってくれたりしていたようですが)、当然ながら、私の「思い」にとうとう気づき、まずいことになってしまった…という感じで、彼女を私から遠ざけようとします。
最初、あの娘はもう他の男(仲間の誰か)にくれてやれ!と言われるのですが、私はそれに対して猛烈に反発して怒り、そんな事は絶対にさせない!と言うのです。
すると、長老か何か…そういった賢い意見を言う大人達が、それならば彼女をまた貢ぎ物として他国に売りに行け…というような事を言い、話がまとまり始めました。
私は彼女と一緒になれない事より、大事な人をこれ以上ひどい目に合わせたくない一心で、誰にも傷つけられぬよう護りたくて、ただそれだけの思いで、でもやはり、一緒になりたい…という気持ちもあり、彼女を連れて逃げる事にするのです。
つまり、それは、バイキングのあと継ぎとして最もしてはいけない事で、一族を捨て、将来自分が率いていかなければならない民を捨てる決心をしたという事であり、次期リーダーとしての責任を放棄し、みんなを見捨てたとみなされることでもあり、首領の父親の顔に泥を塗る事でもあり、とても無責任な事でありました。
それでも、彼女の方が大事で、彼女がいればそれでいい。自分のあとを引き継ぐ者など他にいくらでもいる。彼女という存在に代わりはない、一人しかいないのだという思いで、仲間たちの目を盗み、厳しい監視の目をかいくぐって、真夜中に二人で国を抜け出します。
(でも多分、いくらなんでもそう易々と監視の目をかいくぐることは不可能だと思うので、もしかしたら、母や女性達が抜け出す手助けをしてくれたのではないかと思います)
ものすごくものすごく寒い季節で、途中で凍死する恐れもあったのですが、そうなるなら、その方がマシだという思いで彼女を連れて小さな船に乗り、時に陸を歩きながら、とにかく遠くへ遠くへ、追手が来ないよう故郷から遠く遠く離れ、やがて、小さなとてつもなく寒い厳しい場所、どこかの先住民族の村にたどり着くのです。
その村の人達は親切で、よそ者の自分達を怪しんだり疑ったりすることなく、とても友好的に迎え入れてくれて、二人はそこに定住する事にします。
それまでずっと一緒にいたけれど、相変わらず言葉は通じず、ずっと単語や身振り手振りでのコミュニケーションでしたが、二人はそこで、ようやくというか…安心して(とはいえ、常に追手の心配をしていましたが)年若い”わけあり夫婦”(←その村の人達にずっとこう呼ばれていた)として暮らしはじめます。
やがて、子供もでき、二人は幸せでした。
とても厳しい自然の暮らしで、全然楽な暮らしではありませんでしたが、侵略も略奪もない、人のものを奪ったり奪われたりの心配もすることなく、そこにあるものを皆で分け合い、助け合って生きていく暮らしで、常に追手の心配はありましたが、それでも、心穏やかにそこで暮らしました。
結局、バイキングの首領になる者として華々しく生まれたはずの私は、異国の国の少女と恋に落ち、故郷を逃げ出し、二人とも異国の国から来た者として異国の地で生涯を終える事となったようです。
これもまた、花魁人生の時と同じように、まるで映画やドラマのような人生だな…と思いましたが、こうした色んな劇的な人生を思い出すうち、数ある激動の人生を一つづつ昇華していくうち…自分の中に、ある変化が起きている事に気づきました。
私は、その「魂(魂の伴侶)」を恋しいと思うし、会いたいとも思うけれど、「どうしても何が何でも会いたい。再会したい。今生も一緒になりたい」…という思いが、ほぼ完全に、薄れてしまっている…という事に気づいたのです。
ツインソウル、魂の伴侶、ソウルメイト…こうした言葉、存在に、私もそりゃあ憧れを持っていたし、私にもいるのかなあ…なんてワクワクウキウキ探したりもしてました。
しかし、まるで映画のような激動の人生を思い出し、昇華していくうち、「会いたいなあ、また会えるといいなあ」という思いはあれど、いつしかそれは、「その魂がどこかで幸せに笑っていてくれたら、もう本当に、それでいいや。それだけでいい。幸せならそれでいい」…と、何だかもう、「本当に本当に、今、心から幸せで、二度とこういう悲惨な目に合う人生や辛い思いを味わっていたりしなければいい。どこかで心から幸せに笑って生きててくれたら、もう本当にそれでいい」…そう思うようになり、何だかもう、その存在の笑顔を思うだけでいとおしくて泣けてくるのです。
会えないなら、会えなくてもいい。
会いたくないわけではない。
会いたいけれど、でも、その魂には、その魂の人生と学びがある。
それを尊重したいし大事にしたい。
誰かほかに好きな人がいて結婚して幸せでいるとしたら、その誰かから奪い取ってまで自分のものにしたいとは思わない。
私の思いより、ただただ、もう本当に、相手を無条件にいとおしいと思う「気持ち」、相手の幸せを心から願うだけの「無償の愛」のような、不思議な「思い」に変わっている事に気づいたのです。
「あれ…私、もしや…。恋愛の学び、終わっちゃいましたか…」
…と、そんな事に気づき、何かが私の中で「終わった」…という感覚がありました。
「無償の愛」報われなくても思う愛。
それができたのか、それとも、できてないのにできたと思っているだけなのか…。
私には分かりません。
だけど、私は一つの魂との絆を通して、いくつかの人生を思い出すことを通して、昇華し続けていく事を通して、気づかないうちに、何か大きな変化を遂げたらしい…という事は分かりました。
そうして、私は今日も、心から願い、思うのです。
いくつもの時代で出会い、再会してきたその魂が、今日もどうか、平和で穏やかな思いで、誰かに、たくさんの人に優しく愛され、大切にされ、幸せでありますように
…と。
同じくらい、今日も皆様の幸せを、心から願うイオでした。
いつも、このまゆつば物のあやしい話を、「イオさんの真実」として受け止めてくださり、最後まで読んでくださる皆様、ありがとう!
今日も、心から、最高の愛と感謝と祝福を込めて


さて、前回の続き── 今度こそ後編です。
その前にまたまた補足ですが、前回補足記事で「花魁人生は、詳細な人生計画を立ててこなかった人生」である可能性が高いと書きましたが、私という魂が「毎回、詳細な人生計画を立ててこない魂」だというわけではなく、あくまでも、この花魁人生に関しては、詳細な計画を立ててこなかった…可能性がある…というだけです(^_^)
どんな人も、一つの人生ごとに試す方法、学ぶことが違っていて、色んな人生計画でいくつもの転生をこなしてきたでしょう。
今回アップする私の人生は、果たして「詳細な計画、アバウト計画」どちらの人生だったのか分かりませんが(だから自分の人生もっと興味持ってリーディングしてみろよって話?)、どの人生も、希少価値の高い素晴らしい人生なのです。
今の人生がどんなでも、昔の人生がどんなでも、皆さん懸命に生きた事、生きている事、尊んでくださいね

で、今回の記事に関してですが──
今回の記事、ところどころ意を決して…普段は使わない表現や記述等してあります。視えた事、受け取った事を大体の感じでそのまま再現してお伝えしてみようと思ったまでなのですが(それでも実際受け取ったものより遥かに柔らかく表現してあります)、未成年の方は読まない方が…そして、不快に思われる方は途中で読まなくなっても大丈夫ですので…。
(そんな大げさな事でもないかもしれませんが、「イオさんがこんなこと書いてる!」という驚きは受ける、かも…。その辺、もし茶化したい気持ちになっても、それはなしでお願いします。ズバッと書いても、下品な下ネタ話は相変わらず嫌いです)
前回、花魁の人生で私を身請けし、優しい夫となってくれた彼は、ある人生では、女性にして可愛い恋人として私と出会い、別の人生ではまた夫として、思い出す限り…恋人や夫婦の間柄が多いのですが、それは私の「心/意識」が、その魂と「特別深いつながり・絆」を持っていた人生に焦点を当てているからなだけで、実際には、ただの友人、仲間、同志…そういった関係から、ただすれ違うだけの人生というのもあったと思います。
魂の伴侶はいつでも、恋人や夫婦になるわけではありません。
そして、必ずどの人生でも出会い、魂の再会を果たし、恋愛関係に発展する…というわけでもありません。(それはもう皆さまご存知ですよね)
でもって、彼という存在(魂に性別はないですが)は、私にとっての「魂の伴侶」であろう…とは思いますが、世間で言われるところの「ツインソウル」ではない可能性があります。私は、その存在を「ペアソウル」と呼んでいます。
私の場合の「魂の伴侶」は、自分という「魂」から分離してできた存在ではない、違う存在の魂の事を言っています。
(とはいえ、大元は皆「源」という一つの宇宙存在の一部なので、自分ではないとか自分の一部とかいう表現は変なのですが、そんな壮大な魂の話は置いといて…)
私にとっての「ツインソウル」は、まさに「卵が二つに分かれて生まれた」的「双子の存在」にして「兄弟姉妹」のようなものなので、その存在への「恋愛による愛情」は生まれません。(あくまでも、これは私という魂にとっては…という事です)
ゆえに、彼の魂は、私にとっては「ソウルメイトの中の特別な存在」で「魂の伴侶」という存在になりますが、世間でいうところの「ツインソウル」とは、違う可能性があります。(世間で言われるツインソウルは、どういった存在を言っているのか、よく分からないので、それと混同されないよう一応説明しましたです(;^_^A)
さて──
あの花魁時代の(私には再婚であり、彼には初婚だった)夫の魂は、実は私が「予知能力を持った小国の王子」だった時の恋人であり、「超ハンサムな副官」人生では郷里で私の帰りを待ってくれている愛妻であり、多分、「牡丹の花の記憶」の時には、遠征に出かけて不在だった夫であろうと思われます。
(そういえば、そのどれもが、見事に劇的な人生でしたねー…)
そして、何よりも鮮明に思い出したパラレル、「バイキング首領の息子」としての人生で、私は、ものすごく心痛い魂の再会を思い出すことになりました。
その人生で、私がバイキング見習いから本格的に父親のあとを継ぐため、次期頭首としての生き方を始めるようになった頃(多分、17~18歳くらい)、その魂と、出会いました。魂的には、「再会した」という方がいいでしょう。
その時代、彼は、「侵略地の戦利品であり、貢ぎ物」の女性でした。
彼女は、私の部族のバイキング達による他国への侵略によって、力づくでさらわれてきた若い女性でした。
その人生での私と彼女の出会いは、心痛い出会いとなりました。
私は、彼女の存在に気づくのが遅くなり、その存在を知った時には、彼女はすでに沢山の男達(つまりは私の仲間のバイキングたち)によって乱暴されてしまった後でした。(ショッキングな内容ですみません…

私はどうも、バイキングとしての侵略の人生を楽しんではいましたが、女性に乱暴したり、年寄りや子供に暴力をふるう事は好きではなかったので、バイキングとしての喜びと同時に、自分の人生に葛藤も感じていました。
それでどうも、仲間から、その時代の人生でもまた、今生と同じく「浮いている」「変わり種」として見られ気味でした。
そんな時に、遠征(という言葉でこの情報を得たのでこう書いてますが、ただの侵略です)から帰ってきた船から「貢ぎ物」「戦利品」として下ろされてきたその娘(17歳くらいの薄い金髪と薄い水色の目の少女)を見た時、自分たちの蛮行が、本当に嫌で嫌でたまらず、申し訳ない気持ちで仲間が連れてきた彼女を出迎え、そして、目が合った瞬間── 。
一目見て、何というか…「あれ?」…という気がしたのです。
知っている気がするような、何だか、なんといっていいのか分からない…不思議な気持ちでした。
そんな自分に、仲間は呑気に下品に笑って彼女を指さし、「おまえもどうか」というのです(つまり、彼女を抱いてはどうかというわけです)が、自分はそんな風に女を傷つけるのは好きではないと言うと、「じゃあ」…といって、仲間が彼女を連れて行こうとしたので、急いで横から彼女の腕を引っ張り、彼女を自分の部屋に連れて行くのです。
それを見て、仲間が背後で冷やかして笑う声や姿が、まるで映画でよくあるシーンのようにリアルに聞こえ、見え、「これは一体何なんだろう。私は本当に過去世を思い出しているのか、それとも、これは私の想像か何かなのかな?でも、何でこんな想像するわけ?」と疑ったほど、リアルに思い出されていました。
別に何もする気はなかったのですが、他の男どもから護るために連れてきたものの、どうしようかな…と思い、とりあえず、仲間たちが乱暴に扱ったせいで怪我をしたのだろう様子を見て、ただただ申し訳なく…傷の手当をした方がいいだろうと思い、部屋にかけられていたお湯をたらいのような入れ物に移し、布と薬のようなものを持って近づこうとしました。
当然、彼女はすごく怯えて逃げようとするので、「何もしないよ」と伝えるのですが、彼女は私の言葉が分からず、そして、私も彼女の言葉が全然分かりませんでした。
その瞬間、何でか私はその事実に驚いて、ショックで、「え?言葉が通じないんだけど、何でだ?」と思い(その存在/魂とは、多分、いつも同じ国で出会う事が多かったので、常に言葉での意思疎通ができるのは当たり前だったという無意識の感覚があったゆえの驚きだろう…と思います)、同時に、彼らは一体どこまで侵略しに行ってたんだ?…と思ったのです。
どうも予定外の場所まで足を伸ばし、侵略や略奪の限りを尽くしてきたように思え、嫌気がさすと同時に、身内ながら「どこまでも略奪、侵略を楽しむ心」を怖いな…と思ったりもしたのです。
突然攻め込まれて侵略の限りをつくされた人たちは、どれほど怖い思いをしただろう…と思い、自分もそうした蛮行をしたことがあるので、少し罪悪感を感じたりしていました。(それでも女性を乱暴する行為はしていません)
身振り手振りで「傷の手当てをしようとしている」事を伝えると、彼女の方も「この男は他の男達と違うようだ」と判断し、少しづつ警戒心を解き、気をゆるしてくれるようになります。
視えていたヴィジョンは、一旦そこで途切れました。
実際に傷の手当てをするところまでは視えませんでしたが、そのあと、以下のような情報が、走馬灯のように流れるヴィジョンと共にもたらされました。
その日から、私は毎日、自分の部屋に彼女を置くようになりました。
ほとんど側を離れることなく、いつも自分の側に彼女を置くようにしていました。
その時、一つ妙に印象に残った事がありました。
一緒にいる部屋の中に、突然、同じ部屋に一緒に住むようになった男女がドラマでよくやるような、二人の間に目隠しの仕切りをする…などの様子がないことでした。
なので、「ああ、二人の間を仕切らないんだ(二人の間に目隠しの布とかかけないんだ)」…と、それを見ながら思っている自分がいて、その時、「ああ、やっぱこれ、私の想像とかじゃなく、実際にあった別の人生の一場面を見ているのだなあ」…と気づきました。
彼女が着替える時や湯あみをする時には外に出て、扉の前で扉にもたれて腕組みして見張ってたり、あんまりいつも外にいると不審がられるので、仕方なく中にいる時には、背中を向けて何か用事をしていたり(何か道具の手入れをしている事が多かったよう)…そういった場面がバーっと視えました。
でもって、目隠しの仕切りがなかったのは、そんなものがあると、仲間や家族に不審に思われるからで、彼女を大事にしているように見えないよう、変に思われないようにするためだったようです。
外に出したり一人にしておいたりすると、他の仲間が何するか分からないので、「彼女はおれのものだ」という感じで、周囲に「手を出すな」と警告してはいたようですが、実際には、私は彼女に何もしていませんでした。
しかし、そのまま何するでもなく庇い続けるのは無理があるし、一体どうしたものだろうと日々考えながら共に過ごすうち、当然というか、多分、それが運命だったのでしょう。
私は彼女と恋に落ちます。
でも、私は由緒ある血筋のバイキング首領の跡継ぎです。
妻は、同じバイキングの部族から選ぶものとなっていたようで、私はそれからものすごく悩む日々を送るようになります。
日が経つごとに、周囲も段々、私と彼女の仲を怪しむようになりました。
「もしかして、遊びではなく、本気で戦利品の娘を好きになってるんじゃ?」
…という感じの怪しみです。(これをおそれて部屋に仕切りをしないでいた)
やがて、父親も仲間も(母親や部族の女たちはとうに気づいていたようで、何かと彼女の世話を焼いてくれたり新しい服を作ってくれたりしていたようですが)、当然ながら、私の「思い」にとうとう気づき、まずいことになってしまった…という感じで、彼女を私から遠ざけようとします。
最初、あの娘はもう他の男(仲間の誰か)にくれてやれ!と言われるのですが、私はそれに対して猛烈に反発して怒り、そんな事は絶対にさせない!と言うのです。
すると、長老か何か…そういった賢い意見を言う大人達が、それならば彼女をまた貢ぎ物として他国に売りに行け…というような事を言い、話がまとまり始めました。
私は彼女と一緒になれない事より、大事な人をこれ以上ひどい目に合わせたくない一心で、誰にも傷つけられぬよう護りたくて、ただそれだけの思いで、でもやはり、一緒になりたい…という気持ちもあり、彼女を連れて逃げる事にするのです。
つまり、それは、バイキングのあと継ぎとして最もしてはいけない事で、一族を捨て、将来自分が率いていかなければならない民を捨てる決心をしたという事であり、次期リーダーとしての責任を放棄し、みんなを見捨てたとみなされることでもあり、首領の父親の顔に泥を塗る事でもあり、とても無責任な事でありました。
それでも、彼女の方が大事で、彼女がいればそれでいい。自分のあとを引き継ぐ者など他にいくらでもいる。彼女という存在に代わりはない、一人しかいないのだという思いで、仲間たちの目を盗み、厳しい監視の目をかいくぐって、真夜中に二人で国を抜け出します。
(でも多分、いくらなんでもそう易々と監視の目をかいくぐることは不可能だと思うので、もしかしたら、母や女性達が抜け出す手助けをしてくれたのではないかと思います)
ものすごくものすごく寒い季節で、途中で凍死する恐れもあったのですが、そうなるなら、その方がマシだという思いで彼女を連れて小さな船に乗り、時に陸を歩きながら、とにかく遠くへ遠くへ、追手が来ないよう故郷から遠く遠く離れ、やがて、小さなとてつもなく寒い厳しい場所、どこかの先住民族の村にたどり着くのです。
その村の人達は親切で、よそ者の自分達を怪しんだり疑ったりすることなく、とても友好的に迎え入れてくれて、二人はそこに定住する事にします。
それまでずっと一緒にいたけれど、相変わらず言葉は通じず、ずっと単語や身振り手振りでのコミュニケーションでしたが、二人はそこで、ようやくというか…安心して(とはいえ、常に追手の心配をしていましたが)年若い”わけあり夫婦”(←その村の人達にずっとこう呼ばれていた)として暮らしはじめます。
やがて、子供もでき、二人は幸せでした。
とても厳しい自然の暮らしで、全然楽な暮らしではありませんでしたが、侵略も略奪もない、人のものを奪ったり奪われたりの心配もすることなく、そこにあるものを皆で分け合い、助け合って生きていく暮らしで、常に追手の心配はありましたが、それでも、心穏やかにそこで暮らしました。
結局、バイキングの首領になる者として華々しく生まれたはずの私は、異国の国の少女と恋に落ち、故郷を逃げ出し、二人とも異国の国から来た者として異国の地で生涯を終える事となったようです。
これもまた、花魁人生の時と同じように、まるで映画やドラマのような人生だな…と思いましたが、こうした色んな劇的な人生を思い出すうち、数ある激動の人生を一つづつ昇華していくうち…自分の中に、ある変化が起きている事に気づきました。
私は、その「魂(魂の伴侶)」を恋しいと思うし、会いたいとも思うけれど、「どうしても何が何でも会いたい。再会したい。今生も一緒になりたい」…という思いが、ほぼ完全に、薄れてしまっている…という事に気づいたのです。
ツインソウル、魂の伴侶、ソウルメイト…こうした言葉、存在に、私もそりゃあ憧れを持っていたし、私にもいるのかなあ…なんてワクワクウキウキ探したりもしてました。
しかし、まるで映画のような激動の人生を思い出し、昇華していくうち、「会いたいなあ、また会えるといいなあ」という思いはあれど、いつしかそれは、「その魂がどこかで幸せに笑っていてくれたら、もう本当に、それでいいや。それだけでいい。幸せならそれでいい」…と、何だかもう、「本当に本当に、今、心から幸せで、二度とこういう悲惨な目に合う人生や辛い思いを味わっていたりしなければいい。どこかで心から幸せに笑って生きててくれたら、もう本当にそれでいい」…そう思うようになり、何だかもう、その存在の笑顔を思うだけでいとおしくて泣けてくるのです。
会えないなら、会えなくてもいい。
会いたくないわけではない。
会いたいけれど、でも、その魂には、その魂の人生と学びがある。
それを尊重したいし大事にしたい。
誰かほかに好きな人がいて結婚して幸せでいるとしたら、その誰かから奪い取ってまで自分のものにしたいとは思わない。
私の思いより、ただただ、もう本当に、相手を無条件にいとおしいと思う「気持ち」、相手の幸せを心から願うだけの「無償の愛」のような、不思議な「思い」に変わっている事に気づいたのです。
「あれ…私、もしや…。恋愛の学び、終わっちゃいましたか…」
…と、そんな事に気づき、何かが私の中で「終わった」…という感覚がありました。
「無償の愛」報われなくても思う愛。
それができたのか、それとも、できてないのにできたと思っているだけなのか…。
私には分かりません。
だけど、私は一つの魂との絆を通して、いくつかの人生を思い出すことを通して、昇華し続けていく事を通して、気づかないうちに、何か大きな変化を遂げたらしい…という事は分かりました。
そうして、私は今日も、心から願い、思うのです。
いくつもの時代で出会い、再会してきたその魂が、今日もどうか、平和で穏やかな思いで、誰かに、たくさんの人に優しく愛され、大切にされ、幸せでありますように

同じくらい、今日も皆様の幸せを、心から願うイオでした。
いつも、このまゆつば物のあやしい話を、「イオさんの真実」として受け止めてくださり、最後まで読んでくださる皆様、ありがとう!
今日も、心から、最高の愛と感謝と祝福を込めて
