黒地獄の企画記事。
木曜日は、駅名に「黒」とつく駅をご紹介致します。
2回目はJR東日本、東北本線の黒田原駅。
黒磯より先、新白河までの間の「白黒」間、栃木県那須郡那須町にある駅です。
開業は1891年(明治24年)9月で、現在とは異なる場所に位置していたのだそうです。
黒田原駅
ウィキペディアより
黒磯駅の直流化により、仙台からの701やE721などが来なくなりました。
いっときはキハ110もありましたが、現在はE531の5両編成が来ます。
黒磯から先ですので、SuicaなどのICカードは利用不可能です。
宇都宮線と呼ばれる区間からも外れています。
付近には、那須町役場や栃木県立那須高校があります。
那須高校は、駅から徒歩で約20分かかるそうです。
那須高校があるためか、白黒間にある中間駅としては利用客の多い駅(1日平均約350人)です。
那須高校と黒田原駅といえば、
東北線の減便による授業時間の繰り上げを余儀なくされた
問題を思い出します。
問題は、2022年に発生しました。
その年のダイヤ改正で黒田原駅16:48発の上りがなくなり、下校する生徒は15:55発に乗車することになってしまいました。
那須高校の終業は15:45でしたが、これを15:30に繰り上げられることになりました。
で、下校する生徒は駅までダッシュを強いられることに。
それでもJR東日本は、那須高校の要望を一蹴したそうです。
一昨年の夏に栃木に出張していた時、両毛線が高校生に支えられている実態を見ました。
東北線の白黒区間も同じかと思います。
ただでさえ少ない列車を、ガンガン切るのはどうなのか。
尚、現在の黒田原駅発の下校時上り列車は、16:02発です。
あの当時よりは、幾分マシになっているかと思われます。
1日に4〜5本レベルよりかはマシですが、やはりその駅や列車を利用する乗客には大問題なのです。
那須高校の生徒が以前のように、余裕をもって東北線を利用できる時は訪れるのか、気になります。