天台。
それは、房総の高校球児の聖地「千葉県野球場」の通称です。
2016年
東京学館浦安対習志野
習志野高校の試合になると、駅もスタンドもえんじ色に染まります。
それから、忘れちゃなんねえのが美爆音です。
千葉県野球場は、千葉市稲毛区に位置する、1968年(昭和43年)に落成した野球場です。
以来半世紀に亘り多くの人に親しまれ、ここで数々の名勝負が繰り広げられてきました。
ほかにも社会人野球の地区予選や、千葉県の大学野球リーグでも使用されることがあるようです。
現在では、マリン(ZOZOマリンスタジアム)にお株を奪われている感がありますが、やはり今でも千葉県の高校野球の聖地として、燦然と輝いています。
尚、マリンが落成する前はプロ野球のオープン戦でも使用されたことがあるようです。
ロッテオリオンズ(現在の千葉ロッテマリーンズ)やヤクルトスワローズ(現在の東京ヤクルトスワローズ)が使っていたようです。
さらに、当時のロッテオリオンズの移転先の候補にもなっていたようですが、収容人数や交通アクセスの面、さらにナイター設備がないことから、見送られてしまいました。
当時は、ここに千葉都市モノレールが開通していませんでした。
座席は、内野席がハマスタほどではないですが、けっこうな傾斜があります。
座席はすべて長椅子で、いかにも地方球場ムード満点です。
それから、スコアボードの字が薄くみづらい。
そんな千葉県野球場ですが、半世紀が経ち老朽化が進んでいることから、今シーズンから来シーズンにかけ、大規模改修が行なわれることになりました。
団地でいえば、大規模修繕です。
そういえば東日本題震災の年には、屋根の一部が剥がれ落ちたため、同年の8月まで使用できませんでした。
もちろん、夏の大会でも使用されませんでした。
今年から大規模改修が行なわれますが、今年の夏の大会では使われます。
ということで、改修前の千葉県野球場の姿を見られるのは、今夏が最後ということになります。
改修内容は、また別の機会に。
今年の春の関東大会は、ここに数々の強豪校が訪れました。
そして、もうすぐ始まる夏の大会。いよいよ本格的な夏が始まろうとしています。