北勢線の釣り掛けは、東武鉄道の釣り掛けに匹敵する勢いだった。 | AKI―エーケーアイ―

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本年3月28日、ブログ開設17周年を迎えます。これまでのご声援に、深く感謝申し上げます。

私は社会人3年目の夏に東海地方を旅した際、近鉄北勢線(現在の三岐鉄道北勢線)に乗車しました。

尚、これが私にとって初めての三重県訪問でした。ということで、お伊勢様参りは未経験です。同じ「伊勢」でも、東京都の関東バスの「お伊勢の森」や、群馬県の「伊勢崎市」になら行ったことがありますが・・・。

北勢線は、西桑名駅~阿下喜(あげき)間20.4kmのローカル線で、軌間762mmのいわゆるナローゲージ鉄道です。

 

開業は1914年(大正3年)、北勢鉄道により大山田(現在の西桑名駅)~楚原(そはら)間が開業しました。阿下喜まで開業したのは1931年(昭和6年)のことでした。

 

いっときは、バスを運営している三重交通が運営している時期もありました。

近鉄から三岐鉄道に移管されたのは、2003年(平成15年)4月のことでした。

 

 

私が乗車した時の近鉄電車北勢線は、近鉄だったことから車輌はえんじ色でした。

車輌はすべて釣り掛けで、なおかつすべて冷房がありませんでした。

現在では、すべて釣り掛けであるのは変わりませんが、冷房のある車輌も出たようです。

 

ナローゲージで有名な北勢線ですが、鉄ちゃんのくせに軌間のことは全く気がつかず、釣り掛けの音と、冷房がないことが印象に残りました。

 

 

釣り掛けの音は、私が日本一激しいと思い込んでいた東武鉄道の5070に匹敵するほどの辛口の釣り掛けで、ものすごくびびりました。

 

風景は、見渡す限りの田園風景。印西より田舎であります。

それから当時は夏で冷房もなく、大汗をかきながら終点の阿下喜まで乗車しました。

往時の阿下喜駅は、本数がかなり少なかったような気がします。三岐鉄道に仲間入りしてからは、かなり改善されているようです。

 

帰りには、車掌さんが車内を巡回しました。

久しく近鉄電車には乗車していませんが、往時の近鉄電車では車内巡回が盛んに行われていました。ここでも、伝統の一礼が行われていました。

 

車内では、車内精算や、桑名駅からの特急券の発売等を行っていました。

やはり、懸命に働く近鉄電車の車掌は美しいです。

 

という印象を持って、北勢線を降りました。

こんどは、同じナローゲージの、内部線や八王子線にも乗車してみたい。

 

それにしても近鉄電車は、ローカル路線をどんどんと手放しているな・・・。