法政大学の経済学部と社会学部が、市ヶ谷に戻るらしい。2 | AKI―エーケーアイ―

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本年3月28日、ブログ開設17周年を迎えます。これまでのご声援に、深く感謝申し上げます。

市ヶ谷が手狭になり、パンク寸前の法政大学。

そこで法政大学は、新天地を多摩に求めたのです。

多摩キャンパスは1984年(昭和59年)に落成しました。その時、経済学部と社会学部が市ヶ谷から多摩に移転しました。そのほか、いつからかはわかりませんが旧工学部の1回生も多摩という時期がありました。2回生以降は小金井です。

東京都町田市相原町、面積は約80k㎡、東京ドーム10個分の広さを誇ります。

住所は町田市ですが、敷地の一部は八王子市、神奈川県津久井郡城山町にもかかっています。

この豊かな自然は、印西や戸塚にも勝る!

交通手段は3パターン。

①京王電鉄高尾線・めじろ台駅から

京王バス「法政大学行き」で約15分

②JR中央線・西八王子駅から

京王バス「法政大学行き」で約22分

③ハマ線(註:JR横浜線)・相原駅から

神奈川中央交通バス「法政大学行き」で約15分

急行便ノ乗合自動車もあります

いずれの駅からもバスで15分以上かかります。都心から遠い上に、さらに長い時間バスともなると、おそらくゲンナリしてしまうのではないかと。

千葉のほうがまだマシかなとも。

私は田舎者なので、このように自然豊かなキャンパスが好きであります。

受験生時代、パンフレットを眺めては

おおーっ!広いキャンパスえ~な~

毎日京王線で旅行だー!

と、実にのんきなことを思ったものでした。

しかし現実問題、これが毎日であると、ちょっと戸惑います。

多摩は敬遠されがちなため、付属高校(法政高校、二高、女子高)でも経済学部を希望する人はかなり少ないのだそうです。

それでも2002年、ようやく工場等制限法が廃止され、都心の校地を広げても良いことになりました。

2000年に市ヶ谷に、明治大学というところのリバティタワーのような、ボアソナードタワーを建てました。また2006年には、校地の隣にあった、共学化して有明に移転した旧嘉悦女子中高の校舎を買い取り、新しい校地として利用を始めました。

2007年には外濠校舎という新しい学舎をつくり、市ヶ谷をどんどんと広げています。その年に、旧工学部の建築工学科を改組した、デザイン工学部が市ヶ谷に設置されました。

2000年代に入り、新しい学部が次々にできています。経済学部と社会学部の市ヶ谷戻りは、まだ正式に発表されてはいません。あくまでも水面下での話なのだそうです。

が、近い将来これが実現した暁には、昔の光を取り戻し、人気や偏差値が高まることでしょう。