私が初めて、白金の明治学院の心理臨床センターの世話になり、1年が経ちます。その1年経った今日、今年最後の面談に行きます。
これまで面談を重ね、自身の心が癒されるのはもちろん、自身の思うことが受容されるという喜びを、初めて強く実感できました。
人というものは得てして、相手が発する悩みごとに対して、見当違い、頼まれてもいない押し付けがましいアドバイスをかましたり、正論めいた戯言でその人への思いに否定に走ってしまいがちです。
また
「お前のために、敢えて厳しく言ってるんだ(キリッ)」
というのも、タチが悪いものです。
さいしょは「アドバイスがない?」と思っていましたが、面談を重ねるうちに、
「アドバイスではなく、受容、共感、労りをもらえることが幸せである」
と感じられるようになってきました。
そういえば私も、これまで散々っぱら否定を受けたり話を逸らされたり茶化され続けた結果、自分の言うことに価値などないのでは?と思うようになってしまいました。そんな状況を見て、勉強会でお世話になっている先生から
「カウンセリングば、受けてみちゃどうね?」
という話に至りました。
参考記事(当ブログ):
http://ameblo.jp/inzaiseijin/entry-11951698371.html
それでネットで探してみて、心理学部/学科のある大学に「心理臨床センター」というものがあることを知りました。医学部のある大学には付属病院、歯学部のある大学には付属の診療所がありますが、こういったものもあることにとても驚きました。
いくつかある学校から、土曜日も開いているところ。さらにホームページで見て、雰囲気がよさそういうことに加え、心理学部の評判が良い明治学院にしました。
明治大学というところにもあります。都内ではうちからいちばん近いし、卒業生だから、そういう意味ではここが良かったのかもしれません。が、心理学科(文学部社会心理学科)の歴史が浅いことと、料金が少し高いことから、明治大学というところより明治学院にしました。
特にアドバイスというのは、男性から女性に(男性にもか)やりがちなことであるといわれています。思い当たるフシのある方は、ちょっとご注意を。
このようにして心理学は、人の心を救う学問です。それがテレビなどをみると、エンターテイメント(娯楽)化しているように感じます。この1年心理学に触れ、
「心理学はエンタメとは違うのでは?」
と強く思うようになりました。
皆様も、誰も私の思うことを理解してくれない、と感じることがあれば、心理臨床センターを訪ねてみては。