本線から赤胴が消えた日 | AKI―エーケーアイ―

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本年3月28日、ブログ開設17周年を迎えます。これまでのご声援に、深く感謝申し上げます。

昨日ご紹介した、梅田で走っていた8000の赤胴車ですが、なんとこれが本線で走る最後の1編成だったそうです。

神戸新聞の記事
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201505/0008029076.shtml

関東から大阪に来て、たまたまこの時間帯(午前10時台)に梅田を訪れた私は、非常に幸運だったとしか言い様がありません。
この日は、私のほかにも数人の鉄道ファンが、この車輌をカメラに収めていました。

梅田駅に停車中の8000
 

「赤胴車」の呼び名は、阪神電車にこの色調の車輌が登場した1958年(昭和33年)に、当時の人気アニメだった「赤胴鈴之助」を思わせることから生まれました。

それ以来半世紀に亘り、阪神電気鉄道のシンボルとして親しまれてきました。

>しかしこの8000には「たいせつ」マークがないので、もしかするといずれはジャビットカー化(=オレンジ色になる)してしまうのではないかと思います。
と昨日申し上げましたが、これが本当に、しかもすぐさま現実のものとなってしまったことに、衝撃を覚えました。

普通車用の青胴や、武庫川線の赤胴は存続されますが、阪神電車の名物が本線から言えてしまうのはまことにもって遺憾であります。

ありがとう、本線の赤胴。
赤胴は、永遠に阪神電気鉄道のシンボルであり続ける。