ゆっくり動いて、
ゆっくり歩いて、
自分のペースで。
自分の時計で。
そうすると、緑が空が見えた。
あ、こんなところに木がある。
なんだかピントが合うように緑がキラキラしている。
もうすぐ夏だな。
そんな事を思う。
この道はどうやって作られたんだろう?
この幅はなんでこの幅なんだろう?
このタイルは?
この電灯は、庭園は、
今まで見えてなかったものが
愛をもって目に入る。
こんなに支えられている中で、
私たちは生活している。
世界は愛に溢れている。
私が見ていなかっただけで、
いつもそこにあった。
世界は愛に溢れている。