はあ~~~っショボーン

はぁ~~~~~~っショボーン

 

とうとう、彼とサヨナラしました。

私から彼に別れを告げました。

彼と別れて2週間。心にポッカリ穴が開いたように、彼と一緒にいた時間をどう埋めて良いのかわからない。

 

彼と出会ったのは、そう…まだ雪深い今年の2月。

凍てつく寒さの中、心も身体も弱り切った私を彼は優しく包み込み、

震える私の肩を、そっと、そっと...

 

ええ、

痛さで震える私の五十肩を、優しくマッサージしてくれたイケメン理学療法士とサヨナラしたわけです。

 

いえね、

なんだか腕は上がるし、肩はグルグル回せるし、パンツは上げれるし、知らないうちに絶好調グッド!

 

リハビリ前に医者の診察を受けるんだけど、その度に「まだ、リハビリ続けるかい?」なんて毎回聞かれるもんだから、私のヤマシイ気持ちがバレるのもそろそろ時間の問題だと感じ、「もう大丈夫みたいですぅ~」って、勢いでお医者さんに言っちゃったわよ。

 

そんなんで、別れは突然訪れたわけです。

 

いつも私を《お姫さま》の様に扱ってくれたイケメン理学療法士。

リハビリ中、少しでも痛さで私が顔を歪めると「痛いね。よしよし」って肩を擦ってくれた。

そして私の腕を、マイセンの高級皿を持ち上げるみたいに、それはそれは大事に触れてくれた。

施術中のたわいもない私の話も、優しく笑って聞いてくれたイケメン理学療法士。

もはや...姫ってより、介護されているバアさん。

 

彼との時間は、とても濃厚なものだった。

 

始まりは、いつもベッド。

足元にある籐の籠に自分のカバンを入れると、ベッドの端に座るようにと彼に促され、まだヒンヤリとしたやりとしたマットレスに私は腰を静かに落とすの。

 

彼はおもむろに靴を脱ぎ、ベッドに上がり私の背中に厚い胸板を押し付けてくる。

そう、彼は元野球部。鍛え抜かれた身体は、数年経ってもまだ衰えを知らない。

彼の大きな手が私の腰を鷲掴みにし、前後に腰を揺さぶるの。

 

.....もうさ、要らぬ妄想しか浮かんでこないよね。

これ、たとえ施術って言われても、エロい妄想で頭一杯になるよね。妄想ってか、幻覚に近いよね。

イヤらしい笑みが無意識に沸き上がってくる。

つくづくマスクしてて良かった~って、コロナが流行って以来初めて思ったわ。

 

そんな楽しかったリハビリ生活も、今は過去。

肩の痛みはまだ若干あるものの、免疫力と女性ホルモンがUPしたおかげで日常生活に全く支障が無くなりました。

 

 

ところで、いろんな人に聞いたところ、理学療法士って若くてイケメンが多いらしいのです。

多分、それって病院側の意図じゃないでしょーか。

 

題して、ホストクラブ化戦略。

もうリハビリに行くんじゃなくて、推しメンに逢いに行くのがメインだよね。安いお金で濃厚なサービスを受けられ、しかも国から認められている。(保険適用)

 

 

 

あ~~~次は反対の右肩が痛くならないかな~~~