ニイヤヒトミ、女子ランナーで期待を背負っていた方だとは覚えていた。何と5年ぶりの復活を掛けてのレースで、10年ぶりの?東京都優勝を狙っているというではないか。それはないだろうよ。襷を受けた時のトップ長野との差は1分半以上ある。三位位には食い込んでくれないかと微かに(失礼)期待して画面を見ていた。
なんとなんと、みるみるうちに差を詰めてトップに追い付いた。背中がゾクゾクした。とりはだが立っていたかもしれない。素晴らしいレースを見せて貰った。それにしてもこの五年の間諦めずに頑張ったものである。他人には解らない、言えない苦労があったに違いない。自分が日頃考えていることを悩みだなんて大きな顔をして言えなくなってしまったな。
新谷仁美、これからの復活、活躍を応援したい先を行くランナーを追いかける時の表情はまるで獲物を狙う鷹の様だった。