世の中の「一流」と呼ばれる方達のそれに対する姿勢はどうやって形成されたものなのか非常に興味がある.スポーツにしろ音楽にしろその世界で一流と呼ばれるようになるまでには我々凡人の想像をはるかに超えた苦労があるに違いない.
今朝も卓球の張本さんという女子選手が報道番組で取り上げられていた.卓球界で過ごしたご両親の元で三歳から卓球を始めて,将来のオリンピック選手を目指し,お兄ちゃんと一緒に五輪出場が夢と言うから頭が下がる.彼女は今10歳,私は65歳(笑).
まず驚かされるのが練習量,そして泣きながらそれに向かう姿.初めてそんな映像を見たのは卓球の福原愛さんだろうか・・・小さい愛さんが泣きながらボールに喰らいついて行くあの姿を見たときは身震いを覚えた.更にバドミントンの奥原さんの映像にも惹きつけられた記憶がある.
スポーツでも芸術でも本当に凄いと思うのは基本パターンの反復練習を何時間も継続し,それを毎日欠かさず続けるということ.素人目に見て決して面白いとは言えない動作を繰り返し繰り返し,コーチや指導者に見守られながら続けるという苦労は並大抵のことではない.
いくら好きだからと言って,5時間も6時間も酒を飲み続けれるわけではない自分達は一体何なんだろうと友人と笑いあったことが思い出される.実際自分もギターは好きではあるが,せいぜい一時間も弾いていれば飽きてしまう.ようやく少しはテンポが取れてきた頃になると・・・「やーめた」.これじゃいつまでたっても上達できる訳が無い.
空を飛ぶのは鳥に羽があるから
ただそれだけのこと
足があるのに歩かない俺には
羽も生えやしない
胸に突き刺さるじゃないか・・・(笑).