政界を揺るがす様々な不祥事，事件．国民は怒っている．しかし，本当に怒らなければいけない人間は他にいる筈である．
様々な組織で運営される会社の社長は，部下の集めたデータそしてそれらの分析結果を信じて意思決定をしなければならない．10人足らずの規模では社長自らがデータを取り，分析をし，方針を決定することも出来ない相談ではない．しかし，100人，1000人の規模になると，とても回りきれる問題ではない．自ずと部下に任せる作業，仕事が増えてくる．そこで最も重要なことは上司，部下の信頼関係に他ならない．部下が出鱈目なデータを集め，嘘の報告をさも真実の様に報告したのを知らずに，それを鵜呑みにして方針決定をしたとしたらその組織の行く末は火を見るより明らかである．
その様な不祥事が発覚した時に最も怒らなければいけない人間は，自分の部下に対する教育不足であることも含めて，当の本人であらねばならない筈である．そして，そこに至った経緯を調べ，二度と起こらない様にすることが最も大事な社長の仕事である．お客様，自分が抱える従業員そしてその家族を守るという責任は決して他へ転嫁してはいけない．
果たして「日本株式会社」はそれに照らし合わせて考えた場合，正常な組織と言えるであろうか．肝腎のトップが全く他人事の様に振る舞い，株主が怒り狂って責任を追及しているのに部長，課長の責任であると言わんばかりの態度でのらりくらりと追求をかわそうと必死である．それを間近で見ている部長，課長はトップがそれなら自分も・・・とまるではんこで押したような振る舞いである．これが一般企業なら一年も持たずに崩壊しているに違いない．だが，何故か一年もぐすぐず時が過ぎていく．本来怒るべき人間が真剣に怒っていないことがこの様な事態を引き起こしていると思えてならない．
いつになったら明るい話題でブログを埋め尽くす事が出来るものやら・・・
今日の散歩で撮った写真でも見て気を紛らせて欲しいと思う．いつもながらの拙作で怒りがぶり返さない事を祈りながら．
百舌，ウグイス?，カモシカ等が出迎えてくれた．
