四人ならとか一人ならとか，光市の裁判でいろいろと論議されているようだが，そもそも人数によって罪の重さが決まるものなのだろうか．ましてや赤ちゃんはちょっとしたことで死ぬこともあるから今回の死者は1.5人などと発言した大学の準教授．とても信じられない．
そもそも人の命を奪うという行為，しかも「殺意」が疑われるなら例え被害者が一人であっても重大な犯罪であると私は思う．殺害された方の親にとってはそれこそ何にも替え難い，替われるものなら替わってやりたいものなのである．一人の人間には二人の親がいる．一人一人の親にとっては100%の悲しみなのだから被害者の人数で罪の重さを量ることは適切ではない．事故なのか，事件なのか・・・それこそが決め手なのである．