[FX]政策金利とスワップ金利に乖離はあるか | 勤め人の投資

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 FXで高金利通貨の買いポジションを建ててスワップ金利を享受する戦略を採っていながら、スワップ金利の仕組みについていまひとつ理解が足りていない自分。

 

 これではいけないなということで、とりあえず政策金利差とスワップ金利との間に乖離があるのかどうかを調べてみることにした。

 

 日々スワップポイントがどれだけつくかはFX業者によって違うけど、くりっく365(取引所FX)だと買いスワップと売りスワップが同額(一本値)。通常のFX業者はここに差を設けて自社の利益にしているそうだから、この点ではやっぱりくりっく365はお得なんだろう。

 

 …ということは乖離なんてなさそうな気もするけど、一応計算してみた。

 

 くりっく365だと3/15のトルコリラ/円は2日分のスワップポイントがついて1万通貨あたり101円。ということは1日あたり50円50銭くらい。多分、厳密な金利差よりは若干切り上がったり切り下がったりしているだろうけど、まあこれを使って計算しよう。

 

 で、3/15のスワップポイントの算定根拠になっているのが何月何日のレートなのか、始値なのか終値なのか平均値なのか、改めて考えてみるとわからないけど、とりあえずこの日の終値は1リラ4.65円だからこれを使って考えてみよう。

 

 さて、1日あたり50円50銭のスワップポイントを、365日もらったとして、その額を現在のレートで割る、つまり(50.5×365)/(4.65×10000)を計算すると年利になるかな?…と思ってしまったけど、よく考えてみたらこれは違う。ちなみにこの計算をすると年利39.6%ということになり、けっこう損をしている気がしてしまう。

 

 正しい計算としては、まず50.5/(4.65×10000)でスワップポイントの1日あたりの利率を計算して、1にその利率を足して365乗する必要があるだろうと気づいて、これを計算したら年利48.0%となった。

 

 レートとして4.65を使ったことや、スワップポイントを1日あたり50円50銭と考えたことが、あまり正しくなかったのだろう、なんと日トルコ間の政策金利差を上回るという結果になってしまった。たぶん別の日で計算したら下回る日もあって、損も得もしていないということになるのだろう。

 

 くりっく365に関する限り、どうやら、乖離はないと考えて良さそうだ。