メニエール病の診断には、いくつかの異なる検査方法が用いられます。
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足踏み検査:この検査では、患者に足踏みをしてもらいます。内耳に問題がある場合、足踏みを続けるうちに徐々に体が曲がっていくことがあります。この反応を通じて、内耳の状態を評価することができます。
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目振検査:目の動きを観察する検査です。メニエール病の場合、目が小刻みに震えることがあります。また、患者が寝転んでから起き上がる際に目が回るかどうかも確認します。
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グリセロール検査:この検査では、点滴でグリセロールを体内に投与し、難聴の症状が改善するかどうかを確認します。メニエール病による難聴は、グリセロールによって改善されることが多いため、この検査は診断に役立ちます。
めまいを引き起こす病気は多数存在するため、めまいだけをもってメニエール病と診断することはできません。そのため、メニエール病を診断するためには、これらの検査方法が重要となります。