うつ病には磁気治療が効くというのは、本当なのでしょうか? TMS(経頭蓋磁気刺激)治療法は、まだ実験段階の治療方法で、健康保険の適用外となっています。 それに、実施している医療施設が非常に限られている上に、様々な適応条件があるため、誰でも受けられる治療方法ではありません。 また、TMS(経頭蓋磁気刺激)治療法を実施していても、うつ病の人は受けられないこともあります。 TMS(経頭蓋磁気刺激)治療法は、頭の外側から経頭蓋磁気刺激装置によって、脳細胞に磁力による刺激を与えるというものです。 今のところ適用条件に当てはまっていれば副作用はないとされていますが、長期的に使用した場合にどうなるかはわかっていません。 さらに、その効果には個人差があり、一時的にうつ病が改善しても戻ってしまったり、あまり効果がみられなかったりすることもあるようです。 めざましい効果が確実に得られるというわけではないので、かかる費用を考えたら二の足を踏むという人が多いでしょう。 いつかはうつ病の画期的な治療法になるのかもしれませんが、少なくとも健康保険が適用されるまでは他の治療法での改善をオススメします。