今晩の予定
マーケットの現況です。
ポンド/円
ユーロ/ポンド 5分足
昨晩にイングランド銀行(BOE、英中銀)のフォーブス委員の講演テキスト(原稿)が公表。
BOEの利上げが現在予想されているよりも早期になる公算がある、とのこと。
原油価格急落などの影響で英経済が予想以上に加速し、インフレも上振れする可能性があるというのが論拠です。
「(原油安は)来年初、英GDPを0.4%ポイント押し上げる」
「インフレも加速し16年末までにBOE目標の2.0%に到達し、17年には目標を上回る」
そうなれば労働市場も逼迫し、「現在の予想よりも成長は一層加速し、中期的なインフレ率も高まる」
結論、
「こうしたシナリオ下では、特に緩やかな利上げを進めるために、予想よりも早期の金利引き上げが考えられる」
このフォーブス・テキストがあってケーブル(英ポンド)は各通貨ペアで上昇しました。
ケーブル/円で言えば、約24時間前のブログ記事の時点が117円50銭あたりで、今日の午前中には179円を超えましたから、1円50銭ほどのポンド高が進行したことになります。
日足、週足ではダウントレンドと見られているケーブルですが、先進国通貨の中では米ドルに次いで利上げに最も近いのかもしれません。
18:30JSTには、英国のGDP発表があります。
ユーロ/ドル 5分足
昨日は、ギリシャ総選挙の結果で117円前半まで押し込まれたドル/円でしたが、118円台に復帰。
ただし午前中から下落(円高)の値動きです。
本日の日経平均株価は大幅反発。
299円78銭高の1万7768円30銭で終了。
ところが為替は逆行する動きとなりました。
ドル/円と、ユーロ/円の動きが混じり合った動きだとのこと。
多くの場合、ドル/円とユーロ/ドルの分足チャートは鏡写しのようになります。
ところが今日は、揃って右下へ向かっています。
ユーロが売られると、ドル/円も売られる(ドル売り/円買い)。
アベノミクスや黒田バズーカが意識される「ジャパン・トレード」から、ECBのQE(量的緩和)がより強く意識される「ドラギ・トレード」の様相を呈している、とのことです。
16:00頃には、ドル/円は118円割れ。
この時間帯はユーロも小幅反発していますから、これは揃ってのドル売り。
東京金 5分足
スイスフランショック、ECBのQE、ギリシャ総選挙、一連の流れを通過し「材料出尽くし」か、ゴールド?
1300ドルに到達した以降は、ジリ安推移です。
達成感が生じて、調整の売り。
東京金の日中セッション寄り付き時間帯に急落しましたから、
ただし、今晩から米FOMCが開催。
もしも利上げ時期後退を示唆するような発表があれば、再びの1300ドル奪還の可能性もあります。
ですので、一方的に売るのも二の足を踏みますよね。
このあたりが、急落ではなく「ジリ安」になっている背景かもしれませんね。
また、ロシアやウクライナの情勢も影響があるかもしれませんし、2月の中国での春節(旧正月)での需要期待があるかもしれません。
ドル/円の118円割れに少し先行して、ドル建て金は反発。
東京ガソリン
東京ゴム 5分足
金よりは下げ渋りを見せる東京白金。
需給要因というより、金と白金の値段逆転現象を解消しようとする動きでしょうか?
価格逆転現象のきっかけは、スイス・フラン・ショックでした。
そのスイス・フラン・ショックから1週間半。
スイス・フラン相場にも自律的な動きが見られようになり、少しは落ち着きを取り戻しました。
金・白金逆転は解消されるでしょうか?
東京ガソリン、値動きが鈍くなりました。
5万2千円~5万3千円あたりの水準での動きが継続です。
反発の予兆か?
それとも「新たな均衡点」を見つけ出したので、この水準に安住するつもりか?
東京ゴム新甫7月限は、節目200円を奪還。
10時すぎには勢いあまってCBが発動。
ただし、現物に対して期先が売られすぎたため、その価格差修正の動きではないか?という指摘もあり。
本格的騰勢を示すかどうかの結論は、時期尚早のようです。
それでは今晩の予定です。
時間は日本時間(JST)です。
22:30 米国商務省発表
12月の耐久財受注
耐久財とは、3年以上の使用に耐えうる消費財のこと。代表的な商品には自動車・航空機・家電製品・家具などが挙げられます。
米国の企業が受注した、これらの商品の指数です。
輸送機器を除いた指標が重視されるのは、自動車の売れ行きは波動が大きいため。
また、航空機除く非国防資本財の新規受注は企業の設備投資の目安とされます。
前回は前月比-0.9% 輸送機器を除く-0.7% 航空機を除く非国防資本財-0.5%(いずれも改訂済み)
今回の事前予想は、総合+0.4% 輸送機器除くと+0.6% 非国防資本+0.5%
予想外に軒並みマイナスとなった前回に比較すれば全般的に改善の傾向ですが、伸びは鈍い?
23:00 米国S&P社発表
11月のケース・シラー住宅価格指数
格付けで有名なS&P(スタンダード・アンド・プアーズ)社が発表する米国の住宅価格の水準を示す指数、2000年1月を100として指数化してあります。ちなみに、名前の由来は、これを開発したカール・ケース(Karl E. Case)とロバート・シラー(Robert Shiller)の2人の教授の名前から。
この指数は、米国内の住宅価格動向を示す最もポピュラーな指数であり、特に住宅価格は個人消費に大きな影響を与えることから、米国の景気指標としても重視されます。
前回は前年比+4.50%、 今回の事前予想は+4.30% 低下?
前回は東京コモディティ大納会後の発表でしたが、低下の結果でした。ただし予想よりは良好でした(金が急伸、1200ドル そしてケース・シラー
2014-12-30 23:12:22)。
00:00 米国商務省発表
12月の新築住宅販売
先週は「中古」が発表されました。
「新築」が契約書へのサインの時点、「中古」が実際に所有権移転完了の時点でありますから、タイミングの早い「新築」の方が消費者の動向の指数としては先行性が高いとされます。
前回は前月比-1.6%、季節調整済み年率43万8千件。
今回の事前予想は+2.7%、年率45万0千件。
前月比がプラス転換のため年率換算件数が増加しそうな予想です。
なお前回は、前月比が予想外のマイナス転落でした(24:00JSTの米国指標、120.80円
2014-12-24 00:19:37)。
00:00 米国コンファレンス・ボード発表
1月の消費者信頼感指数
コンファレンス・ボード(全米産業審議委員会)が発表する、消費者のセンチメント(心理)を指数化した指標。1985年を100として消費者マインドを指数化したものです。
同種の指数である「ミシガン大学消費者信頼感指数」が有名ですが、調査対象が5000人と、ミシガン大の10倍。
発表が早いミシガン大速報でトレンドを推測し、コンファレンスボードの消費者信頼感指数で確認する、といったところでしょうか。
前回は92.6、 今回の事前予想は95.5 改善?
前回は東京コモディティ市場が大納会を迎えたあとの発表で、改善の結果でした。しかし予想には届きませんでした(為替119円割れ、金は1208ドル、消費者信頼感指数
2014-12-31 00:55:45)。
なお、ベルギー・ブリュッセルでは今晩もユーロ圏財務相会合が開催されます。
米国では、連邦公開市場委員会(FOMC)の初日です。
なお、政策発表は29日04:00の予定です。
米国東部は大雪の予報ですが、日程に影響が出ないでしょうか?
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ウルフ✕虎
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