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ラ・フォル・ジュルネに行ってきました。

無料で聴ける「交流ステージ」にジュニア合唱団が出るということで聴きに行ったのですが、ちょうどそれが終わった後にコンサートホールでプロの室内オケの演奏があることが分かり(有料¥2000なり)、その場で当日券買って入ってしまいました。

この気軽さがラ・フォル・ジュルネのコンセプトですからね。うまく乗っかってしまいました(笑)


↓交流ステージの様子(ジュニア合唱団の画像はありません。申し訳ない!)
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↓今回のラ・フォル・ジュルネ新潟のテーマは「モーツァルト」です。
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合唱団は相変わらずハイレベルで、心地良い歌声を聴かせてくれました。
モーツァルトの名曲が数々登場する合唱用のアレンジ曲は聴いていてとても親しみやすく、その場がパッと明るくなりました。夜の女王のアリアの部分ではソプラノ1のみなさんがハイトーンをがんばっていました。
最後の「アヴェ・ヴェルム・コルプス」は以前のコンサートでやった時がとっても素晴らしかったので、その時に比べるとちょっとまだ物足りない気がしましたが、最後ビシっと締めて決めてくれました。



合唱団の交流ステージが終わり、うちのおこちゃまたちが場所を移して合唱の練習をしている間、ちょうど良くプロの室内オケの演奏がありました。

今日聴いてきたオケのプログラムは、有名な交響曲第40番と、ピアノ協奏曲第23番。ピアコンは昔オケで演奏したことがあり、今度7月に室内合奏団でまたやる曲でもあるので(私は降り番)、それに釣られて予定外に思わず聴きに行ってしまいました。↓

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交響曲40番は何回かナマで聴いたことはありましたが、ピアコン23番をナマで聴いたのは初めてでした。この曲はいつ聴いてもいい曲。大好きな曲です。

演奏は、シンフォニーもコンチェルトも全体的に速いテンポで軽やかな演奏でした。
自分がやっているオケとちょうど同じくらいの人数だったので、ホルンの方の吹き方や音量のバランスなどとても参考になりました。

ホルン奏者の視点から言うと、この2曲ともトランペットもトロンボーンもティンパニも無いので音量と音色にとっても気を使います。ましてや2曲とも調(ちょう)の関係で音域が高く設定されている。ものすごく嫌な部類に入る曲です。

今日の香港シンフォニエッタのホルンの方も結構派手に音をハズしていました。音が高いし金管楽器はホルンだけなので、失敗するとどうしても"派手"に聴こえてしまいます。

プロでもこんだけ外すんだなあと。サマになるように聴かせるのは難しい曲なんですね。
やっぱモーツァルトは怖い!

このりゅーとぴあコンサートホールはホルンがまた良く聴こえるんですよ。聴こえてほしくない音まで(笑)

でもPPの音色や発音の速さなどはさすがプロでした。
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新潟室内合奏団の演奏会があります。私は9年ぶりのオケ本番です。

ソリストの方がすごいですよ。まだお会いしてませんけどね。ファゴットだけでも聴く価値ありですよ。

シベリウスとヴェルディは、生誕だか没後だかで切りの良い年だそうです(ちゃんと調べろよって)。

音文(新潟市音楽文化会館)のホールで吹くのはそれこそ9年ぶり。今から楽しみです(打ち上げin古里が楽しみ?)。
私が生まれ育った街、仙台には、仙台フィルハーモニー管弦楽団という立派なプロのオーケストラがあります。

私が楽器をやるようになった中学生の頃からたびたび演奏会に足を運んで、プロの音を生で聴いては刺激を受けて来ました。今はかなり恵まれた環境で、レベルの高いメンバーもたくさん増えて、東京のオケにも引けをとらない形が出来上がっていますが、当時はまだまだ人数も少なく環境も整っていなくて、言っちゃ悪いですが演奏レベルもあまり高いものではなかったと思います。

それでも宮城県内の小中高校を回っては、子供たちに生のオーケストラの音を届ける活動を積極的に行なっていました。実際私が通った小中高すべてで仙フィル(当時は宮城フィル)の鑑賞会がありました。

中学生で吹奏楽を始めてからは、仙フィルの奏者の方の指導を受けることもたびたびありましたし、演奏会を聴きに行っては「どうしたらこんな音出せるんだろう」と悩みつつも、そこでいい音を聴くと翌日の自分の練習でやたら気合が入ったり(笑)、影響は計り知れません。地元にプロのオーケストラがあって本当に良かったと今でも思っています。

仙台を離れてからは仙フィルの演奏を聴く機会はほとんど無くなりましたが、震災直後の一昨年5月、ラ・フォル・ジュルネ新潟に急きょ仙フィルが参加、りゅーとぴあでベト7を聴かせてくれました。コンサートホールは超満員。気迫の、怒涛のベト7でした。終わった後の聴衆の喝采ぶりはすごいものがありました。客席から応援メッセージの横断幕が出ていました。そんな光景を目の当たりにして、私はなぜか自分のことのように嬉しくなりました。我が子の成長を見るように(笑)

私に少しでも「音楽の感性」というものがあるとすれば、その土台は仙フィルによって形成されたと言っても過言ではありません。

1回では書ききれないので続きはまたいつか気が向いたら書きたいと思います。




仙台フィルハーモニー管弦楽団のHP→こちら

ロシア公演なんかしちゃって、もう1流オケですね。昔じゃ考えらんない(笑)