Inventorのアセンブリ環境にある「ボルト締結」
このごろ覚えた機能で、なかなか便利なので多用しています。
ボルト・ワッシャー・ナットをセットで配置でき、パーツに穴まで明けてくれる。
便利な機能です。
しかしながら、この機能を使っていて、すべてがプラスではありませんでした。
ちょっと意地悪ですが、マイナス面(注意事項)に触れておきたいと思います。
まず、既存の穴にボルトを配置する時、
穴は必ず穴フィーチャーで作成されたものでなければなりません。
押し出しや回転で作られた穴は選択できません。
そして、今回ちょっと残念だったのは、同じボルトとネジ穴を複数配置したいとき。
矩形状パターンや放射状パターンで並べられた穴フィーチャーには
そのパターンにならってボルト締結を配置してくれます。
ただし、ミラーはダメ。ミラーで配置したものは認識してくれません。これが悲しい。
それから、スケッチの時に矩形状や放射状パターンを使った場合、うまく行ったり行かなかったり。。。
意外と制約が多い。
今やってる図面は、同じネジを大量に配置することが多いので、
もうちょっとこの辺を何とかしてくれるとありがたいですが。
そして、もう一つ問題が。。。
試しに、1回の矩形状パターンで並べられた穴フィーチャーを参照して、
ボルトと、相手コンポーネントにタップ穴も同時に作ってみましょう。
まず、ボルト締結コマンドで、平面と穴を選択し、
上の図の赤矢印の部分、「パターンを参照」にチェックを入れれば、
このように、穴フィーチャーの矩形状パターンと同じようにネジが配置されました。
しかし、ここで問題発生。
相手コンポーネント、上の図の赤い線の列にはタップ穴が作成されたが、
青い線の列には穴が作成されていない!
一回の矩形状パターンで、8個すべての穴を配置しているし、
ボルトはちゃんと配置されているのに、なぜ?
手放しで喜んでいたのもつかの間。。。でした。。。残念だ。
楽してたら図面は出来ないということだ(-_-;)