今日は通院の日だった。

6ヶ月に一度となった、リュープリン注射をお腹に打つ。痛い。

だいたい、次の日くらいまで、痛い。

(まぁ、でもそれはいつものことなので、いつも通り。)

 

私は2016年6月に手術を受けた。

で、来月(2019年5月)、いよいよ術後3年の検査を受ける。

といっても、CT撮るだけ、なんだけど…。

 

これで今日の通院も、すんなり終わるはずだった。

でも、終わらなかった。

 

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こんなことは珍しいんだけど、今日は医者と少し長く話した。

 

今、私は術後の「ホルモン治療」をしていて、それは、5年間くらい続けるものと一般的には言われている。

今の医者に、以前、10年と言われたという記事を書いた。

私は、現在の状態、

つまり、「注射を打って生理を止めて、薬を飲む」という状態を5年とか10年とか続けるのだと、勘違いしていた。

 

私、今まで、勉強不足で知らなかった

 

注射を打って生理を止めるのは、3年くらいしかやらないんだって、普通。

 

ホルモン治療は、一般的に、

・閉経「前」の人がやる治療 と

・閉経「後」の人がやる治療

に分かれる。

 

さらに、閉経「前」の人がやる治療は、2つに分かれて、

・「生理を止める」治療=注射+薬

・「生理を止めない」治療=薬のみ

がある。

 

私は、最初の頃(手術前)、「整理を止めない」方のホルモン治療をしていたこともある。

 

で、私は年齢的にも、注射を打たなくなって、9ヶ月後には、生理が戻る、という。必ず。

 

でも私、もう生理が無い生活に慣れてしまって、生理無くて全然いいんですけど。(むしろ、楽。)

いまさら、妊娠とかしないし、生理無くて、困ることって何かありますかね?

と聞くと、

 

ホルモン無いって、「おばあちゃんの状態なんですよ」

骨粗鬆症になるリスクが高いし、コレステロールも高くなります。検査したら分かりますよ。

と言われた。

 

目からウロコ。

 

な、なるほど~~。

 

私、

「おばあちゃんの状態」なんだ。

 

私、考え方も見た目も40代にしては若いと自負していて(笑)、

最近は体力もあり、階段を1コ飛ばしで駆け上がるような人なので(笑)、

全く、普段、意識していなかたけど、、、

私、おばあちゃんの状態だったんだ~~!!!

 

なるほど。

 

つまり、以下の通りにまとめられる(ビジネス・パーソンらしく、メリデメでまとめる。笑)。

 

=====

 

「生理を止める」治療

メリット:比較的、「強い」治療法なので、再発・転移を押さえられる程度が高い(?)。

デメリット:おばあちゃんの状態なので、骨粗鬆症とかのリスクがある。

 

「生理を止めない」治療

メリット:ホルモンを戻すので、生理が戻り、おばあちゃんの状態でなくなる。うるおう??

デメリット:比較的、「弱い」治療法なので、再発・転移を抑えられる程度が低くなる(?)。

 

=====

 

つまり、まとめると、今後の人生において、

「再発・転移の可能性が高くなるリスク」

「女性ホルモンが無いことによる体への影響のリスク」

の2つのうち、

お前は、どちらのリスクを取るのか、

 

っていうことだと思う。

 

 

 

でも、再発・転移を抑えられるかどうかの「程度」なんて、あいまいな・・・。

この2つの治療による比較研究の論文なんて、世界にあるんだろうか。(調べてみよう。)

 

 

私は、リンパ節への転移が7個と、多かった。(リンパ節は全摘している。)

リンパ節への転移7個の記事は、こちら

 

だから、「強い」治療法の方をしておいた方がいいかもしれませんよね、と医者。

 

で、今日の医者の一番恐ろしい台詞は、このあとなんだけど、

 

今の病院の患者さんの範囲内での話だと思うんだけど、

私のような腫瘍のレベル(早期でもないが、末期でもない)の患者で、

 

「再発・転移せずに、術後3年を超えた人がほとんどいない」

 

んだって・・・・。

だから、医者も悩んでいる。前例があまりないから。

(他の病院じゃ、いると思うんだが。。。)

 

うーん、でも再発・転移していても、生きていれば「生存率」には、入るわけだしな。

「再発・転移してない率」の統計ってあるのかな。(調べてみよう。)

 

でも、「5年以内に、20%の確率で死にます、50%の確率で転移します、30%の確率で転移しません。」

て言われても、どうすりゃいいか、わからん。(笑)

 

まー、「統計」は、「統計」でしかない。

 

 

 

再発・転移したら、必然的に、「強い」方の治療である「生理を止める」治療を選択する人が多い。

ということだ。

だから、そこで悩む必要はない。

 

問題は、再発・転移していない、私の場合。

 

私は3年前は比較的、狂暴な腫瘍を持っていたと自分では思っているんだけど、

今のところ、再発・移転していないから、

術後3年経って、治療は、どうするか・・・?っていう、問題となる。

 

「難しい問題」だね。

 

(まあ、でも来月の検査結果次第だね・・・

意外に、転移しているかもしれないし!!)

 

 

 

とりあえず、来月までに、もっと自分でいろいろ調べてみようと思う。

最終的に治療法を決めるのは、「自分」なんだから。

 

 

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劇的にがんが治った人たちにインタビューした本がある。

その本は、その人たちに共通することをまとめており、

その一つが、

「治療法は自分で決める」

というものだった。

 

そんなの、当然じゃないか、って思っている。

「自分の命」で、「自分の人生」なんだから。

 

 

私は今まで、自分の人生において、重要な決断は、全て自分でしてきた。

だから、後悔がない。

 

それは、病気になろうが、病気になるまいが、変わらない。

 

病気になっても、病気にならなくても、

結局、「生き方が問われている」んだよ。

 

人生って、問われ続けるもの、なんだと思う。

 

 

 

我々は、人生から常に問われ続けている。

 

自分で考え、それに答えていくだけだよ。

 

(なんか、哲学っぽく、終わったな。笑。)

 

 

 

 

 

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