前日の夜の夜行バス突然キャンセルからの、
別の会社のバスに変更してセルビアのベオグラードにやってきて、
ホテルに荷物を置き、明るくなるのを待ってお出かけ。
ジョコヴィッチ選手のレストランで大量の肉を食べたり、
優雅に老舗ホテル・モスクワでモスクワケーキを食べたり、
バス会社のオフィスで払い戻しをお願いしに行ったり。
夜行バスに乗ってる時間は7時間半ぐらいだったんですが、その間30分の休憩が3回、
そして何よりも国境を越えるので、出入国審査もあり、全然寝れていません。
ほぼ徹夜のまま。
それなのに、元気すぎませんか、このアラフィフ達は?🤣
バスターミナルのすぐ近くには旧ベオグラード本駅があります。
2018年まで134年間機能していました。
今はもう使われてなくて中にも入れないんですが、、、
アガサ・クリスティの「オリエンタル急行殺人事件」に出てくるベオグラード駅ですよ!
と思って、旅行行く前にKindleで読みました(以前読んだのはいったいいつだろう?→確実に数十年前w)
するといきなり、
小説の一番最初の単語がが「シリア」ではないかー!
おまけに「アレッポ」って私が住んでた街ではないかー!(シリアの首都はダマスカスですが)
それはさておき、この旧ベオグラード本駅のドアに近づくと、中から猫がミャーミャー泣いてる声がするではないですか!
私たちが声をかけると必死に返事してくる。
中に入っちゃって出られなくなってるんだ、、、どうしよう!?
ドアをゆすってみても、やっぱり開かない。
とりあえず声は元気そうなのでまだ入り込んでしまったばかりなのか?
でも私たちにはどうしようもなく、ネットで動物愛護団体とか検索して連絡してみる?などと言ってたのですが、その日は何もせず。。
翌日にまた旧ベオグラード本駅を通りかかった時、「猫いるかな?(どこかから出ていて、いないでいてほしい!)」とまたドアに近づくと、
まだ猫が泣いている!
「なんか声が前日より弱々しくなってない?」というと、友達もそう思う、と言う。
どうしよう、もうこれは誰かに言うしかない!
と、周りを見渡してみても、頼りになりそうな人がいない。
「若い子の方が動物愛護に興味あるんじゃ?」と思ったけど、みんなイヤホンしてたりして。
犬連れてる人だったらいいんじゃない?と思っても、タイミングよくいい人が現れない。
大学生ぐらいの4人が喋りながら歩いてきたので、これなら行けるっしょ!と思って待ち構えてたら、近づいてみると中学生ぐらいだったりして(セルビアの子達が大人っぽいのか、それとも私たちがオバさんだから若い子の年齢がわからなくなってるのか?🤣)
そうこうしていたら、向こうから警察官が歩いてくるではないか!
パーフェクト!
スマホで話しながら歩いてるけど、これ以上完璧な人はいないから会話遮るぞ!
190cmぐらいのスラーっとした高身長、でも顔の大きさは私たちと同じぐらいっていう😂、20代前半ぐらいの超爽やかハンサムポリス。
そんな人が姿勢良く颯爽と歩きながらスマホで話しているところに、アラフィフのアジア人女二人が悲痛な顔して近づいていって、
「ポリス?」
・・・制服見たら当たり前だっつーの😂
向こうも電話してたけど「Yes」と言うしかなくて、そこから猫の話をする私たち。
ハンサムポリスは電話の相手に「ちょっと待って」と言って、私たちの話を聞き、
「ああ、それだったら大丈夫ですよ。
ここは昼間工事の業者が出入りしてるから。
彼らが餌やりしてるかも」
と言うではないですか!
なんだ、そうだったのか。これで安心😊
っていうか、「昨日より声が弱々しくなってる」と思い込んでた私たち、アホ?🤣
ポリスの言葉を聞いてから超安心して歩いていくと、駅の横の側に出たのですが、
なんと建物の中で電気がついてるではないですか!
はー、もうパニックで何も見えてない私たち、アホ?🤣
それにしてもあの警官、ルックスといい、立ち振る舞いといい、話し方といい、パーフェクトすぎました。
やっぱりセルビア男は素晴らしい💕(他にはニコラ・テスラとジョコヴィッチしか素晴らしいセルビア男は知らないけどw)