2017年の活動報告 その3【演武】 | ・

ゴールしたランナーの皆さんと記念撮影。

完走証と共に。

皆、清々しい笑顔です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年、演武で殿役をお願いした男性が、

今年はスタッフとして参加されておられました。

 

表彰式が終り、当会の演武です。

会場から殿役を募り、甲冑着付けショーを行いました。

 

動画→https://www.youtube.com/watch?v=jnhEvpF6MDw

 

まずは脛を守る「脛当て」から。

ふくらはぎが太く、足首に向って細くなる足に添うように、

上が長い台形になっています。

 

太股の下半分を守る「佩楯」

1枚の板ではなく小さな部品を紐で綴じてあるので、

足の形に添うようになっています。

 

腕を守る「篭手」は左腕からつけます。

これは、付けている途中で敵兵が乱入した時でも、

左腕の篭手で刀を受け、空いている右手で刀を持ち、

反撃する事が出来るからです。

 

打ち合わせもなく、お手伝いをお願いしたのに、

ノリノリで応じてくれる素晴らしい殿でした!

 

いろいろな形がありますが、当会で制作している篭手は、

左右2つに別れており、背中で結びます。

 

胴体を守る為の「胴」

「桶川二枚胴」という形の胴で、

左脇に蝶番が付いています。

 

胴の下にぶらさがっている「草摺り」という部分で、

太股の上半分を守ります。

これも1枚の板ではなく4枚の部品を糸で綴じてあるので、

体の動きに合わせて動くようになっています。

 

喉元の甲冑の隙間を守る為の「喉輪」

これは古いタイプになります。

 

火縄銃が使われるようになると、顔も守る必要が出て、

こちらのような面頬と一体化した物に進化していきました。

 

頭も守る「兜」

内側に布が張ってあり、クッションの働きをします。

 

兜には「忍びの緒」と呼ばれる1本の紐が取り付けてあり、

その紐を使って顎に固定します。

 

体を守る為の甲冑ですが、

戦う為に動けるようにしないといけません。

その為、手首の内側や脇などに弱点が出来てしまいます。

 

このシーンでも殿の斬られた演技が素晴らしい。

ご協力ありがとうございました!

 

最後は殿による勝鬨。

 

ステージ裏で、殿を囲んで記念写真。

 

ご協力ありがとうございました。