徳川隠密隊の皆さんが、当会の演武の発展形の演武を、
行ってくれました。
当会の演武では甲冑の弱点は説明だけですが、
甲冑武者と戦わなければならなくなった忍者が、
どう戦うか?と、正成殿と、道順殿が、
迫力のある殺陣で実演をしてくれました。
【その1】
甲冑武者が突いて来た瞬間に、
タイミングを合わせて下から斬りかかります。
手首の内側を狙います。
【その2】
刀を逆手に持ち、甲冑武者の刀を防ぐと同時に、
刀の切っ先を下から斬り上げます。
佩楯を避けて下から太股の内側を狙います。
【その3】
甲冑武者が刀を振り上げた瞬間、下から斬りかかります。
脇の下を狙います。
しかし、その甲冑の弱点を克服する方法がありました。
「介者剣術(かいじゃけんじゅつ)」といい、
深く腰を落とし、刀を下段に構え、弱点を隠します。
このような姿勢を取ると、防御の事は考えず、
攻撃のみに専念出来ます。
これは、知らなかったです。
ここまで調べてくるとは、さすが、プロ!感心しました!
こんな相手と忍者はどう戦うのか?
戦いません。逃げます。
忍者は生きて情報を持ち帰るのが任務ですから。
一旦、舞台袖に引っ込み、最後の演武の為に、
道順殿の甲冑を脱がします。
大急ぎで脱がし、約3分で完了。
普段は、このような事はないので、
「3分で甲冑が脱げる」というのは新しい発見でした。
最後にもう一度、犬山甲冑制作同好会をご紹介頂きました。
全員で記念写真。
名古屋城をバックに。
大変貴重な体験をさせて頂きました。
徳川隠密隊の皆様、ありがとうございました。