2016年の活動報告 その21【演武2】 | ・

徳川隠密隊の皆さんが、当会の演武の発展形の演武を、

行ってくれました。

 

当会の演武では甲冑の弱点は説明だけですが、

甲冑武者と戦わなければならなくなった忍者が、

どう戦うか?と、正成殿と、道順殿が、

迫力のある殺陣で実演をしてくれました。

 

【その1】

甲冑武者が突いて来た瞬間に、

タイミングを合わせて下から斬りかかります。

 

手首の内側を狙います。

 

【その2】

刀を逆手に持ち、甲冑武者の刀を防ぐと同時に、

刀の切っ先を下から斬り上げます。

 

佩楯を避けて下から太股の内側を狙います。

 

【その3】

甲冑武者が刀を振り上げた瞬間、下から斬りかかります。

 

脇の下を狙います。

 

しかし、その甲冑の弱点を克服する方法がありました。

「介者剣術(かいじゃけんじゅつ)」といい、

深く腰を落とし、刀を下段に構え、弱点を隠します。

このような姿勢を取ると、防御の事は考えず、

攻撃のみに専念出来ます。

 

これは、知らなかったです。

ここまで調べてくるとは、さすが、プロ!感心しました!

 

こんな相手と忍者はどう戦うのか?

 

戦いません。逃げます。

忍者は生きて情報を持ち帰るのが任務ですから。

 

一旦、舞台袖に引っ込み、最後の演武の為に、

道順殿の甲冑を脱がします。

大急ぎで脱がし、約3分で完了。

普段は、このような事はないので、

「3分で甲冑が脱げる」というのは新しい発見でした。

 

最後にもう一度、犬山甲冑制作同好会をご紹介頂きました。

 

全員で記念写真。

 

名古屋城をバックに。

 

大変貴重な体験をさせて頂きました。

徳川隠密隊の皆様、ありがとうございました。