「下ネタを言うイメージが全くないですね。」と人によく言われる。


そう言えばそうだなと思ってたまに言ってみるのだけれど、

その度に相手が目を丸くするので


「ああ、やっぱり似合わないんだ。」


と自覚する。

別に下ネタで笑いを取ろうと思っているわけではないのだが

普段はどうでもいいと思っていることでも

例えば誰かが将棋が上手かったら羨ましいと思ったりして

ちょっと自分もむきになってやってみたりして

やっぱり勝てなくてまたすぐ興味を失ったりする。

あんな感じによく似ている。


「真面目な人ですね。」


と言われるのがあまり好きではないので

それも理由のひとつになっているのかもしれない。

真面目な人と思われていると大体損をする。

普段は結構ちゃらんぽらんな人が

一心腐乱に何かやり始めると

みんなが感心したりするが

真面目な人が一心腐乱に何か始めても

誰もそれとは気づいてくれない。

いつもと同じ顔をしているからだ。


ただ、ひとつだけ得をしているなと思うのは

人から根拠なく信頼されるということだ。


誰かと一緒に悪戯をしても

先生に見つかって怒られるのはいつも友達の方だったし

宿題をやらずに学校へ行っても

体調不良か?と心配されて怒られない。

大人になってからも、大体そんな感じできている。


そんな訳で、僕は下ネタが似合わない。


そしてそんなことを真剣に考えている僕は

やっぱり真面目な人なのかもしれない。


タカラトミー 『まねっこピーちゃん』 お父さん役で出演しています。

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