自主映画というものに参加した。


脚本はなく、プロットをファミレスで打ち合わせした後

一日で撮り切るという。

打ち合わせでも、特にラストの落ちを決めないまま

とにかく撮り始めることになる。

正直、「大丈夫かなあ。」と思いながら僕もみんなに続いてファミレスを後にした。

脚本なしの全編俳優のアドリブで、果たしてどんなものが出来るのか

全く予想がつかないのだ。


最初は出演者同士で、お互い演技のアプローチの仕方が読めず

会話がぎこちない。

誰かがボケても誰もそれを上手く拾えないので

ギクシャクしてしまうのだ。


しかし2回、3回とテイクを重ねていくと

不思議なことに息が合ってくる。

そして余裕が出てくると、相手のボケに反応することが出来るようになり

現場に笑いが起こり始めた。


そして最終的には、演じている人間が吹き出してしまって

NGが出るようになるまでになった。


ラストシーンのみ、監督から台詞を付けてもらい

いい感じで撮影を終えることができた。


こんなやり方で作品が出来てしまうとは

さすがと言わざるを得なかった。



この楽しさはちょっとやみつきになりそうだ。




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