久しぶりにバイクに乗りました。
HONDAのスーパーカブという原付です。
春先にはバイクが一番。とても気持ちよく走れます。
このバイク、お仕事でよく使われていますが
乗ってみるとその理由がよく分かります。
まず、クラッチがついていてギアチェンジが必要なんですが
左足前側を踏むと
ニュートラル→1速→2速→3速→ニュートラルの順にループ、
左足後ろ側を踏むと
3速→2速→1速→ニュートラル→3速といった具合に
チェンジしながらこれまたループできるというスグレモノ。
バイクに乗らない人にはさっぱりでしょうが、
ループできるというところが普通のバイク(クラッチ付)とは違ってとても便利なのです。
つまり、普通のバイクだと信号で止まって3速にギアが入っていたら
3速→2速→1速→ニュートラルのように3回踏んで戻さなければなりませんが
スーパーカブの場合は
3速→ニュートラルと、一回踏めばいいのです。
また、ギアがニュートラルに入っていない時にアクセルから手を離すと
普通のバイクはエンストしますが、カブはエンストしません。
あと、倒しても傷一つ付きません。とても頑丈なのです。
カブといると、亡くなったおじいちゃんを思い出します。
戦争で膝に弾が当たったので、少し引きずるように歩き、
座る時は必ず方膝を立てていたおじいちゃん。
身体が大きく、無口で、パチンコが大好きでした。
そのおじいちゃんが足代わりに使っていたのが
スーパーカブでした。
桜が舞い散る川沿いの道をゆっくり走ります。
カブは3速しかギアがないのでスピードは出ません。
出ないというよりは必要がないと言わんばかりです。
でもカブは無口なので何も言いません。
安田ユーシ ブログ 『酔う人』
覗いてみてください。