マネージャーTの要請を受け、宣材写真を撮るためある公園に集合することに。


マネージャーT:『犬飼さんは16:00集合でお願いします。』


なぜそんな遅い時間なのか若干疑問を感じてはいたが

現場に15分遅刻して到着したため、そのことには触れずに集合場所に。


僕:『遅れてすいません。』

マネージャーT:『おはようございましゅ。よくここにいると分かりまひたね。』

僕:『なんとなく勘で。ここらへんじゃないかと思って。』

マネージャーT:『さすがでふ。』

僕:『じゃ、始めますか。』

マネージャーT:『今、森谷さんを撮ってますから少し待っていただいて。』

僕:『え?けっこう押してる感じ?』

マネージャーT:『ええ、犬飼ざんが遅れてぐることを考慮したんでふ。想定内ってことで…ゲヘヘヘ、グシュ!』

僕:『……いつも以上に滑舌悪いけど、風邪ひいてる?』

マネージャーT:『あれ?わがりまふ?』

僕:『もうすぐ日が暮れるけど大丈夫かな…』

マネージャーT:『…』

カメラ担当Nさん:『どんどんシャッターが切れなくなってきてますよ。』

マネージャーT:『…』

カメラ担当Nさん:『露出変更してなんとか…』

マネージャーT:『…』

カメラ担当Nさん:『森谷さん終わったんで犬飼さんお願いします。』

僕:『あ、はい。』

カメラ担当Nさん:『そこに立っていただいて。はい。じゃいきます。』


Nさんが何度となくシャッターを切る。

程なく夕日が落ちきり、辺りは真っ暗に。


カメラ担当Nさん:『あ、シャッター切れなくなりました…』

僕:『ということは…』


マネージャーT:『…まあ、撮れてる分でいけてるんで、終了ってことで。』

カメラ担当Nさん:『集合時間を間違えましたよね。』

マネージャーT:『…』

僕:『じゃ、終わりますか。』

マネージャーT:『お疲れってごどで飲みにいぎまじょう!』


居酒屋店内にて


マネージャーT:『ずいまぜん!生牡蠣おかわり!あれ?みなざん食べないんでじゅか?グシュン。』