都電荒川線に乗る機会があったので、一緒にいた人に
『Suicaが使えるようになったんだよね。便利になったよね。』
といいつつSuicaをかざしたが反応なし。
何度も何度もかざすが反応なし。
すると運転士がマイクを使って
『お客さんのSuicaは古いので使えませんね。』
と言った。
Suicaが古いってなに?それよりマイク使わなくてもいいんじゃない?
犬嫁日記#24:「キャベツ」の巻
最近漫画喫茶に行くのが大好きな僕はその日も漫画喫茶にいました。
嫁さんは朝から外出中だったのでちょうどいい漫画喫茶日和です。
というのも、うちの嫁さんは漫画が嫌いで、僕が漫画を家で読むことも嫌います。
なぜ漫画が嫌いなのか聞いたことがあるのですが、答えはこうでした。
嫁:『なんか漫画ってよう読まんのよ。あの四角の中に絵があって文字があって、
それをどこからどう読んだらいいのか混乱するんだよね。』
そんな大昔のひとが言いそうな理由のため、僕が漫画を読むのを
しかめっ面でいつも見ているので、なんだか居心地が悪くてしょうがなかったわけです。
僕はそんな漫画嫌いの嫁さんのせいでしばらく漫画から遠ざかっていたことがあるのですが
最近、漫画喫茶ならストレスを感じることなく存分に漫画を読めることに気づいて
嬉しくなったのです。
足を投げ出し、至福の時間を過ごしていると不吉な携帯着信音が…
やはり嫁さんでした。
嫁:『今どこにいるの?』
僕:『漫画喫茶。』
嫁:『また?最近よく行ってるよね。』
僕:『続きが気になってさ。』
嫁:『よくそんな時間の無駄使いができるよね。』
僕:『無駄じゃないよ。ものすごく参考になるよ。』
嫁:『そんなんありえへん。』
僕:『読まないひとには分からんよ。構成とかすごい参考になるよ。』
嫁:『帰っておいでよ。』
僕:『いまいいところなんだけど。』
嫁:『ご飯食べないの?』
僕:『分かった、もうすぐ帰るから。』
それから1時間経過。僕はまだ店内にいました。
嫁:『ちょっと!なにしてんのよ!』
僕:『いま店を出るところだから。』
嫁:『5分以内に帰ってこい!』
しかたなく店を出た僕でしたが、重い腰を上げたのは15分後でした。
その間、携帯電話の着信が7回。
めんどうなので出ませんでした。
8回目の着信があった時、僕は自宅の目の前まで来ていました。
僕:『もう着くから。』
嫁:『私がごはん作って待ってんのに何やってんのよ!』
僕:『だからもう着くから…』
嫁:『…キャベツ買ってこい。』
僕:『え、なに?』
嫁:『キャベツ買ってこい!!!!』
何を言われたのかよく理解できず、しばらく携帯を見つめてしまったが
とりあえずキャベツを買いに行く事にする。
スーパーに行き、キャベツを買って家に帰る。
僕:『キャベツ買ってきたよ。』
嫁:『………』
ふと台所に目をやると、グツグツ音を立てている鍋がある。
嫁:『出来てるから運んでよ。』
鍋を運ぶ僕。
嫁:『いただきます。』
僕:『キャベツ使わないのかよ!』
苦難は次回へ続きます。犬