最近、嫁さんがやたら掃除をするようになったので、
これは何か天変地異の前触れかと警戒していたら、
どうやらTVで松居一代の超(スーパー)おそうじ術を見て感動したらしいのです。
…なんといっていいのか分かりませんが、
とにかく松居さん、あなたはとてもいいことをしてくれています。ありがとうございます。
犬嫁日記#23:「池袋の中心でアホ!と叫ぶ」の巻
年末から年始にかけて、うちは毎年大変なことがよく起こるのですが、
今年もやっぱりというか、がっかりというか、またまた大変でした。
クリスマスの意味がよく分からないと口癖のように言っているうちの嫁さんが
なにを思ったのか、クリスマスにイタリアンレストランを予約したというのです。
僕:「なんでまた、クリスマスに食事しようなんて思ったわけ?」
嫁:「別に、クリスマスだからって訳じゃないけど、たまにはそういうのも
いいかなって思って。」
僕:「でも毎年クリスマスの時期はなにか問題が起こるから、なんとなく不安だけど。」
嫁:「問題ってなによ。ただご飯食べに行くだけでしょ。」
そして迎えた前日の夜
嫁:「ねえ、なんかお腹が痛いんだけど…」
僕:「まさかノロ(ウイルス)じゃないだろうな。」
嫁:「ええ、…どうしよう…」
僕:「とりあえず明日医者に行って来な。」
嫁:「ノロだったらどうしよう…」
次の日
嫁:「医者に行ってきたら、ウイルスだって言われた。」
僕:「…今日はゆっくり寝てなさい。」
嫁:「ねえ、おかゆが食べたい。」
僕:「分かった。」
嫁:「ねえ、それとトイレットペーパーが切れてるから買ってきて。」
僕:「はい。」
嫁:「ああ、それとね…」
その日の夜
嫁:「なんだか寝てたらだいぶマシになった気がする。」
僕:「うん。」
嫁:「買い物に出ようか?」
僕:「大丈夫なのか?」
嫁:「せっかく予約してた店もキャンセルになったし、外出しないと気分が晴れない…」
僕:「じゃ、出ようか?」
池袋の某デパートにて
僕:「あ、このカバンすごくいいね。俺はこれにしようかな?」
嫁:「え?」
僕:「俺、これに決めた。」
嫁:「なにが?」
僕:「なにがって、プレゼント。」
嫁:「欲しいの?」
僕:「え、だってそのつもりで出てきたんじゃないの?」
嫁:「私、お金持ってないよ。」
僕:「ちょっと待て。それは自分だけプレゼント勝ってもらおうと思ってたってことか?」
嫁:「クリスマスだからって何でプレゼント買わなきゃいけないのよ。
それに自分が欲しいものを先に言うなんて、男としてどうかと思うわ!」
僕:「どっちが先でも構わないだろ!」
嫁:「いいえ、構う!ほんとにせこい男!だいっきらい!」
僕:「お前が言ってる事はおかしい!」
嫁:「おかしいのはお前や!」
僕:「勝手にしろ!」
嫁:「うるさいんじゃ、ボケ!」
そしてちょっと目を離している隙に、嫁失踪。
怒りのおさまらない僕は携帯電話を取り出し嫁さんに電話を
掛けますが留守番電話に。
30分後、ようやく電話に出る嫁さん。
僕:「今、どこにいるの?」
嫁:「もう家に着いてるよ。」
僕:「はあ?家に帰ったの?」
嫁:「うん、もう気が済んだし外は寒いから。」
僕:「お前はアホか!」
嫁:「……」
僕:「いいかげんに同じこと何度も言わせるのはやめてくれ!」
嫁:「……」
僕:「こんなんじゃ、もうこれから一緒にはいられないだろ!」
嫁:「……」
僕:「聞いてるのか!俺はもう…」
嫁:「…ねえ、そんなことより、鍋作ってるから帰ってきたら。」
僕:「……」
嫁:「カバンは明日買っておくから。」
僕:「……」
嫁:「…そんなにカバンが欲しいとは。」
僕:「いや、そういうことじゃないだろ…」
苦難は次回へ続きます。犬