さて、今回から私、犬飼若浩(イヌカイワカヒロ)がお送りしますのは、「犬嫁日記」です。

週1くらいで更新していきたいと考えています。

内容は一言で言うと、僕の嫁さんの行動記録のようなものになります。


結婚して6年目になりますが、未だに嫁さんには驚かされることが多い毎日です。

僕はこの嫁さんのおかげで、剥げたり、白髪が増えたり大変な思いをしているのに、

人に嫁さんのエピソードを話すと、みんな面白がり、

しかも嫁さんがどんどん人気者になっていくという不思議な現象が起きました。


そこで、これをより多くの人に伝え、みんなが楽しい気分になれば、僕も苦労が報われ、

少しは嫁さんも世の中の役に立てるのではないかと考えたのです。

しかも、離婚しないかぎり、ネタは日々蓄積されますので、長期連載にもピッタリ!?


では、始めましょうか。


犬嫁日記#1:代引き地獄の巻


僕の嫁さんは美容オタクです。毎日2~3時間はドレッサーの前に張り付いてます。

一体そんなに長時間、何をすることがあるのだろうと不思議に思うのですが、

知り合ってから今まで、ずーっとそうなのです。

気になっていたので一度、使っている化粧品群を点検したところ、驚くべき事実を発見しました。

それは、みんな値段がやたらに高いのです!

ちなみに今、その一部を(ほんとに一部・氷山の一角)紹介しますと


コスメデコルテ 化粧液:10000円

タカミ スキンクリームプラス:17000円!

アルビオン エクサージュ コルセスホワイト インテンシブエクスプレス 薬用美白美容液:10000円


ざっと並べただけでも40000円近いです。しかもそれぞれが小洒落た小瓶に入っています。

さっそく帰宅した嫁さんに事情聴取すると、

嫁「私が綺麗になったらあなたも嬉しいでしょう?」

僕「まあ、それはそうだけど、こんな高いものでないといけないの?」

嫁「いろいろ試した結果、これに行き着いたんでしょ。」

僕「そ、そうですか…でもお金がないっていつも言ってるのに」

嫁「私は自分の命より美容のほうが大事なの!命より大事な事なんだからお金なんかより

よっぽど大事って事でしょう?なんでそんなことが分からないの?」

僕「…よく分かりました。」


しかし、悲劇はこのあと起こるのです。


ある日、僕がひとりで家にいる時、誰かがピンポンを鳴らしました。

荷物の受け渡しだったのですが、その宅配便のお兄さんはこんなことを言うのです。

宅「代金引換のお荷物ですので、8500円になります。」

僕「ええっ?!」

払わなければと思いつつ、そんなお金あるのかなと思いながら財布を見ると、

たまたま10000円入っていました。

支払いを終えて荷物を開けると、そこには小さな小瓶がひとつ。け、化粧水!


その日からです。嫁さんが外出中にやたら代引きで荷物が届くようになったのは。

しかも後で払うからと言って、僕にお金を払ってくれた試しがありません。

意を決して、自分の化粧品は自分のお金で買うように言うと、

「ちいさい男!」と一蹴される始末。くやしくて涙も出ません。


PS:ちなみにこの間、嫁さんがいる時に代引き荷物が届いたので、寝たふりをしていたら、

そーっと僕の財布から札を抜いているのが見えました。

苦難は次回へ続きます。犬