経済ブログなのですが、
先週は原子力ブログになっていました。(笑)
まだ、当面、原子力がらみは続くかもしれませんが。。。
地震と津波による大震災のショックを受けて、
為替は、
先週は瞬間的に76円台に突入し、
その後、 G7の合意・介入で 80円台に押し戻されるという
展開でした。
さて今後の展開は?
今後、2-3週間程度は、80円を底として、83円程度までの展開が続くのでは?
その後、ジリジリと円安方向、そして動きが加速する展開を予想しています。
理由は?
市場では、リパトリへの思惑がくすぶっています。
(☆☆ 保険会社などが支払いのために海外資産を売却し、円に戻す動き)
そして、実際のリパトリはまだ始まっていないと予測して、
投機筋は、先回りして円を買い、実需が出たら売り抜けようという思惑です。
それに対して、G7の合意とその後の動きからすると、
(日本以外の) 各国は地震以前の82円を下回り80円前後を割り込むと
協調介入(一部は日本の委託介入)を行うと考えられます。
このため、80円はかなり強固な壁となり、
一方、82円を上回ると、日本以外の国は、介入を手控えると思われます。
そして、
リパトリですが、実際には、あまり起こらない可能性があります。
それは、保険会社にとって、どの資産を売って現金化したいか考えて見ましょう。
日本株は震災前と比べて15%程度下落しています。
外貨は史上最高値圏で、さらに株も債券も値下がりしています。
しかも、保険会社は、リーマンショック以来、株や外貨資産を減らして
国内債券(かなりが国債)の保有がふくらんでいます。
根本を考えると、今回被害を受けた東北3県+茨城県の国内GDPに占める割合は
5-6%程度とあまり大きくありません。保険金の支払いも、巨額ではありますが、
資産全体に占める割合は、小さくは無いですが何もかも叩き売って、
という程ではありません。
そうなると、わざわざ値下がりした外貨資産を叩き売って、
損を出してまで資金化する必要はあるのか、
ということになってもおかしくありません。、
。。。国債を売っておけば十分ということになる可能性があります。
もし 「リパトリはあまり無いかも」 という見通しが一般化すると、
投機筋のポジションも、円買い方向には動きづらくなります。
逆に、国内からの輸出の短期的な停滞といった
実需の動きが注目されると、円安方向に動きやすくなるかと思われます。
そして、円安方向が動き出すと、円金利の低さからキャリートレードが増えるかも。
95年の円高後のような、円安が加速する可能性が高まります。
もしかすると、震災対策で、政権の寿命を伸ばした管首相ですが、
1ヶ月もすると、その神通力は落ちて、
震災対策が遅れたと批判にさらされるのでは?
週刊誌なども、原発対策が遅れたのは 「管・枝野コンビの失策」 などと。。。(笑)
中東リビア情勢も、国連安保理合意で方向性が見えてきたので、
もう折込済みと、材料視されなくなる可能性が出てきました。
これも円高要因が剥げ落ちる背景になります。
。。。それでは国債は暴落。。。はしないと思われます。
が、その話はまた別の機会に。