福島第一原発の事故以来、
メディアなどでいろいろな情報が伝えられました。
ようやく、一時のヒステリックな状況からは脱したようですが、
「ただちに健康に被害を及ぼす量ではない」
→ 「それって、長期間かけて健康に被害を及ぼすってことだろう???」
などと、かえって不安がくすぶっている様にも思えます。
戌渡自身も、この分野には理解が不足していたので、
いろいろ調べて、京都大学教授が代表を勤める
日本放射線影響学会会員 の有志グループによる
ほとんど目からウロコの情報を含むQ&Aにたどり着きました。
ただし、情報が非常に多く、専門的なQAもあるので、
質問と答えを、戌渡が勝手に分かりやすさ重視で結論だけ載せます。
言い換えたり、省略してあるので、正確な情報はリンク先で確認してください。
なお、状況に変化があるかもしれません。
リンク先には情報記載の日付がありますので、そちらも確認してご判断ください。
(大部分が3月27日までの情報です)
特に、Q29は、じっくり読んでください。
これを読んで、 「このパニックは何だったのだ!」
と、安心感と共に、力が抜けました。(笑)
皆さんも、この質問と回答を読んで、(できればリンク先も確認して)
戌渡と一緒に、安心して脱力しましょう!(笑)
(ご注意:戌渡の簡略化したQ&Aそのままでは不正確な情報になります。
そのままのコピーはしないでください。必ず、リンク先への参照を御願いします。
また、事態がまだ流動的ですので、情報の時点にもご配慮ください。)
***
質問1 公表されている放射線量は危険な値ですか?
答え1 20キロ外の値は、過度な心配は不要です。
(⇒Q1 リンク)
質問2 福島原発で東京より西では影響はあるか?
答え2 東京も、それより西も問題ありません。
(⇒Q2 リンク)
質問3 人体に取り込まれて影響が出る放射線量はどれくらいですか?
答え3 10万マイクロシーベルト(100ミリシーベルト)以下なら問題ありません。
(⇒Q3 リンク)
質問4 体内に取り込まれても、時間が経てば排出されますか?
答え4 放射性ヨウ素とセシウムは長期間残るものですが、今回の事故での量であれば
非常に少なく影響を心配する必要はありません。
(⇒Q4 リンク)
質問5 原発の周辺で配布された安定ヨウ素剤は服用の必要がありますか?
答え5 服用すべきではありません。また、うがい薬などはかえって害があります。
(⇒Q5 リンク)
質問6 外出後にはシャワーが必要ですか?
答え6 屋内退避地域より外では、必要ありません。ただし、風向きなどに注意してください。
(⇒Q6 リンク)
質問7 東北・北関東の農産物や海産物は食べても大丈夫ですか?
答え7 今の段階では問題ありません。注意深く見守る必要があります。
(⇒Q7 リンク)
質問8 どのくらいの放射線量から影響が出るのですか?
答え8 年間10万マイクロシーベルト(100ミリシーベルト)以下なら問題ありません。
(⇒Q8 リンク)
質問9 近くの地域を通過する際などスクリーニング(検査)は必要ですか?
答え9 避難地域で3月17日までに4万人以上で測定しましたが、一人もシャワーなど
除染が必要なレベルを上回りませんでした。
(⇒Q9 リンク)
質問10 放射性物質が付着しても除染すれば大丈夫ですか?
答え10 シャワーを浴びるなどの除染をすれば、それ以降は被爆を受けません。
除染以前の放射線の影響は医師に相談してください。
(⇒Q10 リンク)
質問11 どのくらいの放射線量から影響が出るのですか?放射線作業に従事する人は?
答え11 年間10万マイクロシーベルト(100ミリシーベルト)程度での影響があるという報告はありま
せん。放射線作業に従事する人は年間2万マイクロシーベルトを限度としています。
(⇒Q11 リンク)
質問12 被爆した場合の影響はどんな特徴がありますか?
答え12 もっとも敏感な白血球の減少は50万マイクロシーベルトからです。
それ以下でもガンと遺伝的影響がありますが、研究では10万マイクロシーベルト
以下では影響は出ていません。
(⇒Q12 リンク)
質問13 放射線による発ガン リスクはどのくらいですか?
答え13 疫学調査から10万マイクロシーベルトでがんのリスクが100人に0.5人増えると
考えられます。このリスクは、喫煙や生活習慣病の影響以下です。
(⇒Q13 リンク)
質問14 もし事故がチェルノブイリ級になったら東京や大阪で生活できますか?
答え14 チェルノブイリの場合でも、汚染された牛乳を飲み続けたことによる
子どもの甲状腺がん以外には影響はありませんでした。
(⇒Q14 リンク)
質問15 福島原発から50キロの地点ですが、窓を開けても大丈夫ですか?
答え15 気象条件にもよりますが、窓を開けたり換気をしても心配ありません。
(⇒Q15 リンク)
質問16 放射性物質が検出された水道水を飲んでも大丈夫ですか?
答え16 飲んでも心配しなくて大丈夫です。市町村の指示に従ってください。
(⇒Q16 リンク)
質問17 赤ちゃんに母乳を与えても大丈夫ですか?
答え17 今の状況なら大丈夫です。
(⇒Q17 リンク)
質問18 首都圏ですが、雨に濡れても大丈夫ですか?
答え18 雨に含まれる放射性物質の量はわずかです。心配ありません。
(⇒Q18 リンク)
質問19 野菜で基準の数倍の放射性物質が検出された。
答え19 もし仮に数回程度食べても、影響は心配しなくても大丈夫です。
(⇒Q19 リンク)
質問20 今回の事故で放射能が蓄積された地域に住み続けると?
答え20 事故が収束すれば量は減ります。現状ではそんなに心配することは無いでしょう。
(⇒Q20 リンク)
質問21 基準を上回る牛乳を飲んでも大丈夫ですか?
答え21 基準の数倍の牛乳を1年間飲み続けても、健康への影響はありません。
(⇒Q21 リンク)
質問22 洗濯物を外に干しても大丈夫ですか?
答え22 避難指示・屋内待機指示地域では外に干さないでください。
それ以外では問題ありません。
(⇒Q22 リンク)
質問23 広島長崎の原爆と、福島原発事故は同じですか?
答え23 現段階では、原爆やチェルノブイリよりも放出量ははるかに少ないです。
(⇒Q23 リンク)
質問24 線量と線量率の違いは?
答え24 線量率は時間当たりの放射線の量。
長い時間でじわじわと被爆する場合、健康への影響は小さいです。
(⇒Q24 リンク)
質問25 放射線の安全規制値はどのようにして決められている?
答え25 長期間の疫学調査によって決められています。
10万マイクロシーベルト(100ミリシーベルト)ならまったく健康被害
が現れません
(⇒Q25 リンク)
質問26 体表汚染とは?
答え26 衣服や頭髪に付着した放射性物質によって、放射線を浴びることです。
服は洗濯して、身体は水で洗って除染してください。
インフルエンザや花粉症対策と同じです。
(⇒Q26 リンク)
質問27 野菜などの「暫定基準値」とは何ですか?
答え27 国際放射線防護委員会の勧告を元に、今回定めた基準値です。
このレベルの食品などを1年間食べ続けても健康被害が出ないような目安です。
(⇒Q27 リンク)
質問28 シーベルトとベクレルの違いは?
答え28 ベクレルは通常、水(㍑)や食品(㌔)あたりの放射線の強さを表す単位です。
シーベルトは放射線防護のために、種類による影響を考慮した放射線量の単位です。
(⇒Q28 リンク)
質問29 福島原発事故での放射線リスクはどのくらいですか?
答え29 実は、1950-60年代に放射性物質の量は、チェルノブイリ以上に多かったのです。
日本にも、10年間現在の1万倍から1千倍の放射性セシウムが降下していました。
現在の50代60代以上の人はみなそれだけの被爆をしていますが健康影響は出ていません。
(⇒Q29 リンク)
特に、Q29のリンクを、じっくり読まれました?
いかがですか?力が抜けました?
子どもについては、ある程度の注意が必要ですが、
それ以外は、おそらく。。。。
戌渡は、福島県の(汚染された)野菜を、食べたくなりました。(ちょっと大げさです!)
だって、それは、私が子どものころに食べていた程度の汚染でしかないのですから。
「暫定基準値って今回の問題に役に立つの?」 そんな疑問もわいてきました。
個人的には、
例えば、1週間までの許容基準値と
1年間を通して摂取する際の基準値などに分けて表示すれば、
結果的に野菜も、水も、牛乳も問題なかったのでは?
出荷停止も必要なかったのでは?
そんな風な感想も持ちました。
この問題もう少し続きそうですから、
一人一人ができるだけ正確な情報で
落ち着いた行動が求められるように思います。