先日、いくつか刺激的な本(経済関係ですよ!)を読みました。


その一つは

「インフレとデフレ」 岩田規久男 です。


いぬわたりは、以前からデフレ脱却が、若者の失業対策に、

そして現在の日本企業、日本経済の活力回復に重要だと考えているのですが、

この本には、その鍵となる分析がありました。(第十章インフレ目標政策と日本の長期デフレの克服)


それは、インフレ目標を設定しないので、日本がデフレを脱却できないというもの。


そして、(日本のバブル崩壊後のデフレを見て)各国がインフレ目標(ターゲット)政策を

導入したところ、どの国でもインフレが目標以内に収まっているということ。

その国として、豪州、カナダ、英国、ニュージーランド、スウェーデン、ノルウエーが挙げられています。


しかも、インフレ目標採用国はリーマンショック後の2008年-2011年でも、目標を採用していない

仏、独、伊、米国を上回る経済成長をしているというのです。

(ただし、米国は2011年後半に実質的にインフレ目標を採用)


この本には、これ以外にも非常にいろいろな分析がありますが、

ここで提案しているのが、


日本銀行がインフレ目標として2%-3%にコミットすべし


というものです。


そして、中央銀行がインフレ水準にコミットしていれば、(ちまたで一部に懸念されるような)

ハイパーインフレにはならないと、過去の様々な国での統計から分析しています。



この本は一般(大学生程度)向けに、数字や、表などがたくさんのっています。

もし、数字は苦手という方は、飛ばしてもいいですから、

とりあえず一通り、表面をなぜる程度でよいので、読んでみてください。

全体像を眺める程度でけっこうです。

出来れば、軽く一通り見たら、改めて、十章を読んでみてください。


日本においての厄介な経済の病気=デフレは、

日銀がコミットすれば、2-3年で払拭が出来ると、理解できると思います。



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「インフレとデフレ」

分かっているつもりで、理解が微妙なこの問題。

なんといっても日本の大問題デフレを解決は、

日本人の全てにとって、重要な問題です。


デフレが解決しなければ、経済の基盤である

民間企業の収益がさらに圧迫され、

そのしわ寄せは、失業問題や、従業員の給料や家族の生活の圧迫、

さらに税金の減少となって、国の赤字拡大につながっています。


経済の基盤がしっかりとしなければ、

災害からの復旧・復興も、次の災害への備えも

思うようには行きません。


老朽化したインフラが放置され、いざというときの人命救助の

妨げにすらなります。


これからの総選挙で各政党の主張が、


本当に失業と景気低迷が蔓延する日本経済を、

問題から脱出させてくれるのか

正しく理解するためにも、おすすめです。