突然ですが、世界大恐慌当時のドイツについて。。。
1930年代半ば ドイツは近隣諸国に対して
外交的、軍事的な挑発などを行い
結果的に第二次世界大戦へと進むのですが。。。
軍事上の考察と負けないぐらいに重要なのは、それを支える経済的・政治的な背景と思います。
当時は世界大恐慌の最中で、
欧州・米国などはちょうど今の世界と同じように
バブル崩壊の後遺症でデフレや失業に苦しみ、
さらに通貨引き下げ競争などが繰り広げられていました。
(ある意味歴史が繰り返しているように思います。)
その中でドイツは、ヒトラーが失業対策を掲げて、
大胆な財政支出による公共工事を中心とする景気対策を行い、
当時の先進国で、ドイツがほぼ唯一景気が順調に回復し、
税収も回復し、財政も健全な状態でした。
このため、ヒトラーの政治的な地位は強固で、
第一次大戦の敗戦やその後のハイパーインフレによる経済的疲弊などによる
国民を自信喪失から立ち直らせ、さらに
軍備増強にも圧倒的な支持を受けていました。
対するフランスもロシアも景気の低迷が続き、
軍事支出も増やすことができず、
ドイツ陸軍の機動力を誇る機械化軍団圧力に屈して、
開戦後も太刀打ちができなかったのです。
面白いのは日本も、高橋是清の財政支出による景気拡大で、
デフレから抜け出し成長路線に戻していたことです。
ちなみに、このころ自国景気が低迷するため、
輸出で景気回復を図ろうと、為替の切り下げ競争が行われ
通貨戦争、近隣窮乏策などが行われました。
日本ではその高橋是清が軍部によって暗殺され、
その結果、軍部の暴走によって軍備拡張が行われていました。
結果的にそれは無謀な太平洋戦争へとつながります。
背景には、新興国日本が、世界の大舞台に踊り出たいという
一流国の仲間入りしたいと言う願望があったのかもしれません。
当時のこのドイツと日本の姿は、
現在の世界景気が悪化する中で、
数少ない景気回復国である
中国の軍備拡張に重なるところがあり、
先行きを物語っているように思えます。
皆さんはどう思われますか?
一方、当時のフランスや英国などは、ドイツの軍事挑発に対して
事なかれ主義の「大人の対応」や譲歩を続けていました。
国内の景気が悪い中で、国民の支持が弱く
思い切った策や、外交上のリスクをとることは
できなかったのです。
これもまた、今の民主党政権の姿が
重なって見えるような気がします。
歴史は繰り返すのでしょうか。