朝鮮半島の緊張


(それに比べ、日本国内のゆるゆる状態)



緊張・紛争が 経済にはどの様な影響があるのか。。。



。。。の、話をしたいのです。


当たり前ですが。。。

戦争は経済に大きなインパクトを与えます。



第二次世界大戦で、日本が負けたのは山のような要因がありますが、

一番大きなのは、


日本軍(特に陸軍)に「大局的・歴史的な発想」がかけていたこと。

そしてその根本に、他国および世界全体に関する情報と、

世界を俯瞰する視点がかけていたことがあります。


歴史・外交に関する知識の不足も大きかったと思います。

なんといっても、明治維新・開国後 X十年たったとはいえ、アジアの弱小国。

世界の情報・文物に触れることが

できたのは一握りの人たちだったわけですから。


その結果、日清・日露戦争、第一次大戦後の中国進出と、成功が続き

ある意味、ビギナーズラックにより、

陸軍・海軍ともに「日本は強い」という幻想に捉われて、

硬直的な戦略


それで負けたのですが、


実際に勝敗を分けたのは、 日本と米国の 物量の差

つまり、生産量です。  ほとんどイコール GDPですが


GDP = 人口 X 一人当たりGDP (=労働生産性、資本ストック(機械)に比例)


そして、


ここで脱線すると。。。今なら日本は機械化をさらに推し進めて、生産性を高めれば米国に勝てる??

   (。。。だから言ったでしょ 不謹慎な話だって)


そんな話をするのも面白いのですが、


もっと不謹慎な話をします。



戦争でどのような経済が疲弊するのか?

「戦争によって国が疲弊する」 と歴史の教科書で読んだことがありますね。


歴史上のヨーロッパでの国境や宗教やをめぐる長期の紛争、戦争、

冷戦時代の、アフリカの国々の「イデオロギー代理戦争」などなど



戦争は、経済を悪化させるのでしょうか?


じつは、金余り、デフレギャップの日本と、

そして、バランスシート不況突入前夜の世界経済にとって、


そしてさらに言えば、グローバル資本主義の世界にとって、


実は、戦争は、経済の活性化要因なのです。



実際、1930年代の世界大恐慌は、世界中をデフレのどん底に追いやりました。

今の日本は期間的には長いけれど、デフレや失業率のひどさでははるかにましです。


そして、例えば、当時の米国がこの不況から抜け出したのは、

第二次世界大戦による武器や繊維、工業製品、食料品の戦争景気のおかげです。

おまけに、米国は、終戦後、急速に景気が冷え込んだというおまけつきです。



ドイツでは、一足早く、軍備拡張と、徹底的な公共工事のおかげで

不況から抜け出し、それを主導したヒトラーが人気を得て

思想的に暴走しました。



なぜ戦争で景気がよくなるのでしょうか?



不況になると。。。

個人、企業、政府も無駄を削ります。

なぜ?赤字にならないように、です。

そうすると、みんな 支出は昨日よりも今日のほうが少なく、

利益がへるから、賃金も減る、そうすれば税収も減る、

そして更なる無駄減らし。コスト削減


生産設備も余り(デフレギャップ)、 人も余り(失業)、 お金も余る(貨幣流通速度減少)


大きなバブルの後に、深刻な不況になると、

そこから抜け出せない スパイラルに陥ります。



一方、戦争は大いなる無駄です。


資源を費やして砲弾や、武器を作ります。

そして相手の設備や、戦車、基地、工場を破壊します。


やられた方は、負けたら国がなくなります。命がなくなります。

だから負けないために、新たな工場を作ります。

武器を作ります。

相手を破壊します。


負けたら、死んだら、おしまいですから、

赤字がいやだの、借金がいやだの、と言っていられません。


鉄砲も弾も、あればあるだけよいので、

フル生産します。

全くのエネルギーと資源との浪費です。


しかし、使える設備は全て使うから、

デフレギャップは一挙に解消し、

失業を解消し、


とにかくがんばらねば負けてしまう死んでしまうから、

目の前の目標に向かって、国民が一致団結せざるを得ない。


そして、設備や、資金や、製造能力が劣っていた

昔の20世紀前半までであれば、


戦争にお金や、設備を無駄遣いすると、経済が疲弊しました。

これは、ほとんどの国で、資金、工場労働者、設備の全てが

農村経済で第一次産業に従事して、

手工業主体の、機械化以前の 経済だったから。


当時の日本は典型でした。

兵器や、基地の整備のために金、物、人を振り向けると

通常の経済から、人も物も金も不足して、回らなくなるから。



しかし、21世紀の世界。。。冷静終結後の世界には、


お金が余るほどあります。

設備も投資の競争で、有り余っています


機械化で農業も、工業も、生産性が上がり、

少ない人手で、多くを生産できます。

つまり人も余りやすいのです


第二次大戦前の米国は、大恐慌後の「失われた10年」で

需要が少なく、設備(資本)が余剰で、人手も余剰で(怒りの葡萄 )、そのために不景気が続きます。

今の日本とそっくり。


戦争により

経済的には、余ったお金、余った設備、余った労働力が活用されるので、

経済全体が活性化される状況になります。


今の世界は、資本主義が進行し、

設備(=資本)が蓄積され、一部の国だけでなく、

世界中のほとんどの国が需要不足になっています。



不謹慎な結論は。。。


「経済だけのことを考えたら、

軍備・防衛体制の拡充は有効需要の拡大に貢献する。」


「そして、日本のデフレギャップの解消、

失業率の解消に貢献する。」



そして、これは戦争にまでなる必要はありません。

周辺地域の緊張への対応や、自衛隊の訓練の強化でも同じです。


規模が少し小さいだけです。



まじめな結論は、


資本と人が過剰の経済においては、

デフレと失業が起こる。

その解決のためには

どのような形であれ、需要を作り出すことにより

経済は活性化する。