「侵略戦争」などと、軽いタイトルをつけましたが、
実際には、これは非常に重大な問題です。
自民党時代に普天間基地の移設問題を妥協案としてまとめたのは、
日米の国家戦略、そして、普天間基地の周辺住民への負担
簡単には解決がつかない2つの問題の
バランスを取る形で、妥協案を作り、沖縄県、宜野湾市、周辺住民の
理解を得てきました。
そこに焦点を当てたかったのです。
そして目の前には、時代が70年ほど前なら、東シナ海や日本海では
軍事衝突が起きてもおかしくないような状況があります。
残念なことに友愛首相は、
国家戦略をすっかり忘れて、
沖縄県民はかわいそうと、そのすばらしい友愛思想から
パンドラの箱を開けて、しまいました。
その友愛で訴えれば、他の県が「負担をしましょう」
と申し出ると考えたのでしょうか?
野党時代の、「自民党反対!」の勢いで
自民党がやったことは「全て間違い!」といい続ければ
国民の支持が得られると考えたのでしょうか?
そして、米国にも友愛を語れば、「それはかわいそう、何とかしよう」
と同情が得られると考えたのでしょうか?
そして国民に対しても、「沖縄のために私はがんばっています」 程度の発言では
国民に国家戦略を問いかけるきっかけにすらならない。
メディアの報道では、与党が空回りしている姿しか見えず、
我々一人一人にとっての、重大な問題が 「矮小化」 されてしまっている。
首相の頭にも、与党首脳たちの頭にも、
この問題が国家戦略であるという、発想が抜け落ちているようです。
これでは、沖縄の負担がかわいそうだから、
どこか別の県に負担させよう。
「誰か負担してください」 と懇願するしか方法がない。
あまりにバランス感覚が弱い
というよりは、
首相が、(与党の主要閣僚・役員も) 「器でなかった」というしかない
この過ちのもたらす、日本の外交的なダメージは
今後10年20年単位での大きなものになります。
鳩山氏が外交上のどのような読みがあったかは不明ですが、
その名前は、日米外交上の失策 として長く記憶に残るのではないか。
小沢、菅、前原、長妻 などの皆さんも、
残念ながら、自民党反対の野党体質が染み付いて、
国家戦略や外交への理解度合いが
乏しいと思われる発言が目に付く。
自民党が良かったとは言えないが、
はるかに「まし」だったと
考える人が増えているのではないか?
普天間基地問題を、単なる沖縄県の問題としてではなく、
改めて国家戦略として、国民に問いかける見識と、器が
求められていると思うのだが。