戌渡が、以前にこのブログで書いた、


マスコミが良く使う表現


  「国債は、将来の国民の負担」  というのは



は  大間違い! 


国債は 国の借金であっても、 

     国民にとっては安定した利息の入る資産です


という主張、最近は納得する人が増えてきたのでしょうか?


テレビなどでは、「将来の負担」という表現を 聞かなくなったような気がします。


それとも、気のせいかなー。。

   戌渡が最近忙しくてテレビをあまり見ていないからかな~?  (^^ゞ 

         (それとも歳のせいかなー。耳が遠くなって。。。(笑)耳




その11 国債はバブル?  の続編です。


「国債を暴落させるのは すごーーーく 大変!」



というお話を。。


前回、マスコミや一部のエコノミストなどで


  「財政破綻論」「国債バブル論」  = 「国債暴落予測」



が展開されています。


確かに、日本国債の発行残高は非常に大きくて、

財政の健全性という意味では、大きな問題です。


戌渡もそれは よーく、わかっています。


しかし、日本国債の残高が多すぎるからと言って、

それが、そのままストレートに国債を誰も買わなくなって

だから暴落すると言う観測には、


「ちょっと、待った!」 パー禁煙電話


と言っているわけです。(笑)



どの主張も、


1. 日本国債の発行残高が多いので

2. 財政が破綻するのは時間の問題

3. 破綻するのなら、誰も買わなくなる

4. そうするとヘッジファンドなどが売りを仕掛けて暴落させる。

5. だから国債の暴落はもうすぐ

6. 暴落するなら日本国債はバブルだ


だいたいこんな ストーリーです。


一見もっともらしいですよね。 モグラ



戌渡は、チョット違うと思っています。


1.国債の発行残高が多いのは、おっしゃるとおり。


しかし、財政破綻は、まだ起こらない。

と言うよりも、「財政破綻とは何でしょうか?」


評論家などは「財政破綻」と言う言葉を、きちんと定義せずに使っているように思います。


現在のデフレ状態から抜け出すめどが立てば、金利は上昇します。

それによる国債価格の下落と、暴落は全然意味が違うのです。

とはいえ、その話は、その9で書きましたので、ここでは追求せず。。


それに、その話をしていると、先に進まなくなるので。。。にひひ



今日のところは、飛ばして。。


4の 「ヘッジファンド(HF)などが売りを仕掛けて暴落させる」


のは、かなり難しいと言うお話を。。。


その理由


1. ヘッジファンドは国債を持っていない。

日本の国債を持っていないので、純粋な意味で売ることは難しいです。


2. 先物で売るのもけして簡単ではない。

先物で売る場合には、自分で国債を持っていなければ、

いつかは買戻しをしなくてはいけません。


つまり、大量に売って暴落させることに成功しても、

買戻しのときに、売った価格よりも安く買い戻しができないと、大損になります。


そして、仮に暴落してくれなくて、大量に売ったにもかかわらず、

逆に値段が上がったら、大損をします。


よく、1980年代に「ヘッジファンドが、中央銀行に勝った!」という話を

引き合いに出す人がいますが、それとは根本的に意味合いが違うのです。

そして有名なソロス氏も、82年欧州通貨では勝ったものの、その後は負け続けます。。。

そのへんの話はまた別の機会に。


3. 国債の発行が増えると、自動的に買い支える仕組みができている。

個人貯蓄は限界で、その額に近づいてきたから今後の国債発行は難しくなると言う人が

いるけれど、資金循環を考えると、これは全くの間違い。

国債が発行されると、お金は(国内の資金循環の結果として)国債を買い支える仕組みができています。


この話もちょっと込み入っているので、また別の機会に。


つまり、なんかの理由で国債価格がある程度下落しても、「バブル崩壊」とか、「暴落」と言うほどに

下がると言うのは、今後の数年程度ではまず起こらないと断言できます。


そして、おそらくその先も、「絶対に起こらない」とはいえませんが、

景気が緩やかに回復する過程での、緩やかな(時に少し急な)下落があったとしても、

国債価格が崩壊するような変動が起こる可能性は非常に低いと思います。



そして、日本の国債で海外の保有分はわずか6%です。

しかもその多くの部分を、海外の中央銀行が外貨準備として

保有しています。

ヘッジファンドの保有は少なく、国債価格を売り崩すことは、ほとんど不可能でしょう。
しかも、純粋な国債の保有者はほとんどがプロで、価格がある程度下落しても、

パニックで売るような保有者は、ごくごく少数だからです。