テレビや新聞での報道でご覧になってますか?
10月-12月のGDP速報値が2月15日に発表になりました。
「年率4.6%成長」と大きな見出しで出ています。
「えっ?日本の経済成長はそんなに高いの?」
驚かれた方も多いと思います。
その数字はどの程度本物か? よく見てみましょう。
。。。と解説すると、長くなります(笑)
ここでは結論だけ。
「大幅なマイナスに落ち込んだ2008年、2009年 1‐3月期から
少しずつ戻しているだけで、いまだに水準は非常に低いです。」
「デフレ傾向は悪化しているので、全く楽観できません。」
以下、もう少し詳しく見たい方向けに。
数字について、4.6%が一人歩きしないように、
4.6%の中身を確認しましょう。
4.6%は、2009年10‐12月と、2009年7-9月の実質GDPの成長率 =1.1%を
年率換算したものです。
ですから瞬間風速のようなものといえます。
それではもう少し前からの動きを見てみましょう。
2008年9月のリーマンショック直後 2008年10‐12月のGDP成長(実質)は
ものすごく落ち込んで、前年比-4.1%でした。
そして、2009年1-3月も落ち込み、4-6月は少し回復、7-9月は横ばいでした。
そして10‐12月はもう少し回復(+1.1%年率で+4.6%)でした。
「。。。2009年の1年分をまとめたらどのくらい回復したの?」
実は、2008年10-12月と比べると、2009年10‐12月は 「-3.3%です。」
プラスではないですよ。
1年前と比べると、プラス4.6%どころか、マイナスの3.3%です。
つまり、瞬間的にはプラスになったが、リーマンショック後の落ち込みは
大きく、水準的には全然回復できていない、ということになります。
まだまだ日本経済は、風邪引き、というよりは、
手厚い看護が必要な病人状態です。
(ちゃんと処方箋はありますよ! (笑))
こちらに、GDPの発表があります。
デフレーター(デフレ指標の一つ)の急激な落ち込みなどドキッとするかも!
グラフなど見やすくしようと工夫されていますので、
一度じっくりと眺めて、「日本経済の今」を、感じ取ってみてはいかがでしょうか。
内閣府の統計 「速報の1-1 I 」 国内総生産(支出側)及び各需要項目
のところをクリックしてみてください。