民主党政権に、未来を期待したい!!


タイトルを

「国民のためにがんばって!」 に変更しました。(笑)


戌渡は別に民主党に恨みは持っていません。

逆に、自民党政治のひどさが、バブル崩壊以降、17-18年もの長い間、

日本経済が成長路線に戻らなかった一番の原因だと思っています。

そして、その間にも中央官庁と関連団体などの肥大化が進みました。


ぜひ民主党政権にはがんばって欲しい!


日本を長期の成長路線に戻して欲しい!


そんな、大きな舵取りを期待しています。


** このシリーズで戌渡が主張しているのは **

その1では、民主党政権が目先の人気取りしか、政策として掲げていないこと


その2では、中央官庁改革だけは期待できること(期待したい!!)


その3では、このあたりでつまずきそうだなー。。。


その4では、正しい方針でも、今やると景気が腰折れの危険!

       補正予算の執行停止や、来年度予算の大幅組み換え、

       ダム建設など公的投資の執行停止。。。長期の視点では正しくても

       目先の景気を冷え込ませたら、長期でも日本経済に悪影響!


必要なのは


日本の長期戦略・成長戦略です。


と主張しました。

長期では正しくても、すぐに中央省庁を「ぶっ壊そう」とするのには反対です。
それは、既存の組織や制度には、大きな問題を抱えていても、それなりに存在意義があるからです。
問題を外科手術で取り除いたら、ついでに存在意義のところまで取り除いてしまったら、
患者(=日本経済)は死んでしまいます。

その2で中央省庁の改革をあれだけ言っておきながら、その3/4ではすぐにやるなと言っている。

矛盾じゃないの?とご指摘が出そうなので、補足です。

中央省庁の改革は、絶対に必要です。
個人的には役人半減。公共事業の半分以上を大幅に民間に移行することが必要だと思います。

効果の上がる、公共事業を、民間で効率よく実施。
日本では、都市部での公共工事が圧倒的に不足しています。

例えば60年代に完成した、老朽化した東京・大阪などの都市中の高速道路、
全国の老朽化した橋や、鉄道網など。
明治、大正、昭和初期に作られた上下水道など。

これを役人ではなく、民間のイニシアティブで実施すべきでしょう。


。。。今の民主党のやり方だと、失われた15年がさらに10年以上続くことになるのでしょうか。




国家体制の急激な変化のわかりやすい例としては、1990年代に起こった共産主義の崩壊がよい例です。

*** 旧ソ連 と ロシアの近過去 の経験 ***


80年代まで、旧ソ連(ロシア)国内でも、東欧諸国でも、
庶民や各民族は旧ソ連共産党(日本のお役所組織によく似てます)により、抑圧されていると感じていました。

しかし、強大なソ連(ロシア)共産党の力で、一定の秩序は保たれていました。

89年ベルリンの壁、91年ソ連クーデターなどによって、共産党組織は崩壊しました。

穏健共産主義路線のゴルバチョフ大統領を、

それじゃダメだと強力に批判した改革派のエリツィンが大統領になった。

しかし、壊した後で作ることに失敗した彼は、
その後、行き当たりばったりの迷走に陥いる。

その結果、自由を求める動きが無秩序に起こりました。
旧ソ連(CIS) の経済は、90年代を通じて、年率マイナス5%の縮小!!
。。。ほとんど底なし沼のような経済状況です。

政治面でも、あちこちで民族間の軋轢や、紛争、テロが起きました。
旧ユーゴスラビアでは、抑圧から開放された各民族で、独立を求め民族主義が暴走、


数年前までは存在しなかった民族問題をでっち上げる右翼の台頭で、
ボスニア・ヘルツェゴビナの内戦のように長期の武力紛争にまで発展しました。


ロシアでは、結果的に、旧共産党の中核、秘密警察出身のプーチンが出てくるまで混乱は歯止めがかからず、
豪腕政治で経済を立て直した一方、暗いうわさも絶えません。


いちゃもんをつけて企業の国有化など、西側諸国ではありえない例がたくさんあります。
ニュース程度で見ている我々には真相はわかりませんが、ロシアでは
過去10年に100人以上のジャーナリストが死亡・失踪しているという情報も。


地域紛争も同様の「旧ソ連時代に戻す」彼の戦略で、豪腕、圧制が続くような気がします。

それでも、経済の崩壊よりはましと、圧倒的な人気があります。

エリツィン改革で経済があまりにひどくなったので、
成長を求め、共産主義時代の英雄の方がはるかにましと
一部の弾圧に目をつぶっていつのでしょうか。

***  それじゃ日本は? ***

日本の中央省庁が崩壊しても、国内で武力紛争が起きるとは思いませんが、
官僚に法案作成をおんぶに抱っこで依存してきた国会議員たちが、
彼らなしで1億2千万人の国と経済を運営してゆけるとは到底思えません。

中央官僚のボイコット作戦(面従腹背)がすでに始まっています

鳩山さんが、マニュフェストを振りかざして、威勢よく叫んでいるのは、
「言業一致」 ですばらしいのですが、

少なくとも、長期政権を目指して、省庁改革を本気で(自分の内閣で)実施するつもりであれば
もう少し頭を使った作戦が必要ではないでしょうか?

鳩山さんのここまでのところは、エリツィンが大統領になるまでと同じ。
重要なのは、壊したその後ですよ。
壊すまでは簡単にできるけれど、次の作戦が薄っぺらな中身がないものではしょうがない。
経済を崩壊させたのは、ゴルバチョフではなく、クーデターをきっかけに
支配政党共産党をぶっ壊したエリツィンさんなのだから。



「鳩山さん、エリツィンと同じことをしないでね。」


日本経済を横ばい低迷させたのは自民党。
しかし、どうしょうもないまでに壊したのは、鳩山民主党。。。なんてことにならないでください!

そういうことを言いたかったのです。
時間がかかるように見えても、当面は官庁を懐柔して、名を捨てても実をとるべきではないでしょうか?

麻生政権下の補正予算は気に入らないでしょう。
でも、とりあえず目先の景気を冷やさずに

中長期の成長路線の設計図を見せてから、

希望が見えてから、目先の問題を表面化させる

そういう大人の対応が必要ではないですか?

マニュフェストの不徹底と、 少々国民の人気が落ちても、
景気を冷やして、泥沼の底に沈み込むよりははるかにましです。

というのが、私の見解です。