前回から少し間が開きました。
民主党政府の誕生まであとわずか。。。
その1では、民主党政権が目先の人気取りしか、政策として掲げていないこと
その2では、中央官庁改革だけは期待できること
を解説しました。
そしてその3としては、民主党の中央官庁改革もそうですが、危ういなー、
このあたりでつまずきそうだなーと感じることに関して。
今、民主党の政策が具体的に出てきて、「えーっ!それはないでしょ!」
と言う声が、あちこちから聞こえてきています。
例えば、ダム建設の中止。すでに工事が開始されているのに、中止すると宣言。
地元では、戸惑いの声やら、反対論が。
それはそうです。すでに工事が始まって、立ち退きが進んで、関連道路などもある程度出来ている。
ちょうど、家を半分建てて、そこで、工事をやめると言うのと同じです。
家が無い状態ならば、庭として、空き地として、畑として使えた土地です。
家を完成させれば、人が住めます。
作りかけは一番役に立たない。
下手をすれば、いつ崩れるかわからないから、危険。
これまでに掛けたお金は無駄になるし、取り壊しにもお金がかかる。
15年ほど昔、博覧会中止を掲げた某氏が、前職批判を背景に都知事に当選。
「本当に中止するの???」と大騒ぎ!
就任した某氏は選挙公約どおりに、博覧会を中止しました。
おかげで、掛けたお金は無駄になるし、補償の支払いなどコストばかりで経済効果はマイナス!
本人も、「失敗した!」と思ったのでしょう。残りの任期を役人の言いなりの無気力
知事になり、急速に人気が落ちて静かに政界を去りました。
民主党の主張やマニュフェストは、野党時代のもの。
自民党批判として、人気を盛り上げるのに役立った。
しかし、本当にやれるの?
。。。というか、やっちゃうの?
。。。。。。。。しかもすぐに?
すばらしい政策でも、変化には副作用がある。
民主党のマニュフェストの内容は、経済効果としては、自民党のこれまでの政策と
プラスとマイナスが差し引きして、トータルでは経済成長にはほとんど影響がないか、
かえってマイナスが多いぐらい。
すばらしいかどうかわからないものを、まして、無理やり変えると、
副作用だけが残るリスクが高い。
中央省庁の改革でも、壊しただけで、新しい設計図が無ければ、
まだ元のほうがましだったとならない?
それに簡単に壊せるかも疑問!
強大な知識、経験と、過去からの脈々と続く人脈のある省庁のお役人を
敵に回してもいいの?
今出てきている構想は、悪くは無いけど、設計図が荒すぎる。
いかにお役人を味方につけるか、あるいは、協力してもらえる(協力させる)
仕組みを作らないと、思わぬ反撃で、りっぱな構想が、足元から崩れない?
同じように、少子化対策は良いけれど、子育てで一番負担の重い、
高校生、大学生の学費負担をしている世帯への税金の控除を取り消して、
子供の小さい世帯に配分すると言う政策。
本当に社会全体として、少子化対策になるの?
小さかった子供はいずれ高校生・大学生になる。
一番負担が増えるときに。そのときに税金が急に負担が増えたら?
子供を生むときに、将来のことを考えて、結局子供を育てる期間を通じて
負担が同じ(かえって増えそう?)なら、少子化対策にならないのでは?
なによりも、これまでの税控除が何十万円という単位で取り消されたら、
その影響はけして小さくないですよ。鳩山さん!
庶民の生活を知らないの? そんなことしても大丈夫?
補正予算を執行停止?せっかく上向いてきた景気の火を消したら、
それこそ、国民の間に反鳩山が急増しますよ。
国民の人気は、民主党の全てを肯定しているわけではない。
たった4年前の大人気小泉総選挙後、自民党的なものへの失望で
2年後の参議院選挙で大敗。
民主党は来年の参院選、4年後の衆議院選まで人気を保てるのでしょうか?
報道されている内容を見る限り、
「打倒!自民」のための「人気取りマニュフェスト」に
振り回されているように見えます。
国民全てがマニュフェストを 全部 賛成しているわけではないのだから。
もう一度マニュフェストの影響と副作用を考えて。
副作用の大きい政策は、じっくりと考えて。
不人気だった麻生さんでもしっかりやった景気対策。
景気回復の火を消さないで。
。。。次回は長期の政策について。。。続く。