VRコンテンツがニョキニョキと出てきています。
私は実際触れたりは殆どしていないのだけど、とてつもなく興味があります。
VR=バーチャルリアリティ…「仮想現実」というと必ず思い出す作品。
岡嶋二人による『クラインの壺』(1989年)。
(本当に2人で書いた作品らしい)
バーチャルリアリティゲーム「クライン2」のテストプレイヤーとなった主人公と少女。
いつしかゲームと現実の境目がわからなくなっていき…
SFだしサスペンスだしミステリーだしドラマだし。超エンタメ。
脳内が大興奮状態になって、ページを捲る指は止まることなく、学生だった私は一気に読み耽ってしまったのでした。
大傑作なのです。
きっと今読んでもすんごい面白いと思う。
そして9年ほど前のNHKアニメ「電脳コイル」。
電脳メガネという、本当にメガネ型の携帯?パソコン?な総合的なツールが普及している時代。
でもその他はほとんど今と同じ。
なんなら懐かしい感じさえする。
メガネを通してだけ存在する「電脳ペット」とかもいるんだけど、これはとにかく物語も素晴らしい。
最高の愛すべき作品。
ジブリ×攻殻機動隊っていうととってもわかりやすいと思うのだけれど、あったかくて意外にホラーだったりもして、そして大切なものがたくさん詰まってる。
・・・
そんなこんなで。
VRであったり、そういうデジタルなシステムもとても心惹かれたりするのです。
でもINUUNIQはとてもアナログ。
勿論楽器に電気やいろんなものは通しているし、アンプラグドって意味ではないけれど、基本的に生にこだわってる。
生の人間の声を重ね、生の弦楽器を加え。
機会も人間が操作するし、なんか言い方難しいなぁ。
でも、弦の震えひとつ、声にならない空気ひとつ、生々しくありたい。
つまり嘘のつけないクオリティを維持しないといけないわけで、高い高いハードルを自分で設けてるんだけどな。
CGだと思ってたら本当にやってたマッドマックスやレヴェナントみたいな。笑
とはいえ、
触れられるものだけがホンモノなのか?
いや、違う。
自分の確信するべきもの、感じたものが全てだ。
これは某作品の受け売りだけど、本当にそうだよ。
これを書きながら、
私たちが目指すのはマクロスプラスのバーチャロイドシンガー「シャロン・アップル」なのかもしれん。と思ったのであった。
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今回の動と静の織絲は、VJ・Kazz Fukudaと映像監修・カナデクラフト西野氏のふたりが映像を担当してくれる。
車谷典子ちゃんの絵画&西井綾加ちゃんの切り絵、というアナログであり繊細なものを、どう実現化するのか。
音楽部隊(INUUNIQ、ミナワ、地球儀、ウミネコ楽団 & 音響とくさん)はどんな音楽を奏でるのか。
わくわくしない?
私はしてる。
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どんだけ好きなものをかたちにしようとしているんだろうかという、イニュニックボーカル竹下咲が毎日更新でお送りしています。
遡って読んでみてね。
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7/11&12
INUUNIQ×FootRock&BEERS presents.
「動と静の織絲」特設ページ