日韓スワップ協定、前編 | I-Def.

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所属タレント:ひまりかのん、夢縫あいす


 そんな訳で今日の昼ご飯は以下。

・カツ丼
・エビチリ
・味噌汁。

名古屋キャバクラ徘徊記

 本日は巷で噂になってる日韓スワップ協定の限度額引き上げについて書こうと思います。めちゃくちゃ難しい上に長いで読み飛ばしてくれても結構です。

 10月19日、野田首相が訪韓しまして、日韓通貨スワップの限度額を130億ドルから、一気に700億ドルに引き上げました。これを見た人が、「韓国に対し、日本が700億ドル(5.4兆円)を援助する」と勘違いして、けっこう大騒ぎになってます。ネットでよく、「何故、我々の血税である5兆もの大金を韓国にくれてやるんだ、地震・津波の復興もまだなのに」みたいな話をよく見かけます。

 日韓スワップ協定って何よ?と思ってる方もいると思いますので、解説しようと思いますが、その前に前知識が必要です。なので、かなり長く、難解な内容ですが、お付き合いを。

 例えば、韓国は外国から借金してます。その借金は償還日と言って返済期限があります。償還日までに借金を返済できない場合、「デフォルト」と言って、その後、一切の借金ができなくなるつうか、返済してもらえない人に金を貸すバカはいません。

 通貨と言うのは、日々その価値が変わっていきます。例えば、1ドル1000ウォンの時に、1万ドル借りたとしませう。それを両替して1000万ウォンを韓国は手に入れ、道路なりサーキットなりスタジアムを作ったりします。さて、しばらく経って、1万ドルを返さなければなりません。その時、1ドル1200ウォンとドルの価値が高くなって(ウォンが安くなった)したとしたら、韓国は1200万ウォンを両替して、1万ドルにし返済しなければなりません。

 即ち、借りた時は1000万ウォンだったのが、返す時は1200万ウォンも必要になります。勿論、今はわかりやすいように利子の話はしませんでしたが、借金には当然利子が付き物です。

 お金という物は無限に沸いてきません。例えば、韓国はウォンを刷る事ができます。200万ウォン余分に必要になったので、200万ウォン分のお札を刷ります。しかし、それをドルに両替しなければなりませんが、200万ウォンを両替すると、ドルの価値がまた高くなってしまいます。借金が1回こっきりなら、それでも構わないでせうが、毎年、毎年、借金をし続けているのが現状です。今回、ドルの価値が上がったら、次回はなお余分に返さなければならなくなります。

 この通貨の前知識は非常に重要なので、覚えておいて下さい。

 前述した関係でウォンをドルに替えると、ドルの価値が上がり、次回の返済が大変になります。ので、だいたいの国はドルを貯金しています。ドルが安い時に自国通貨と交換したり、ドルで利子が支払われる国債を買ったり(国にお金を貸す)してドルを手に入れます。日本の通貨である円は、ドルに対して割高であり、安くドルを手に入れる事ができます。つうか、円があまりにもドルに対して割高になるので、円でドルを買い(交換)、ドルの価値を上げるのに必死です。手に入れたドルを米国に貸し付けるので、利子もあって、日本のドルの保有量(外貨準備高)は相当な物です。世界的に見ても、日本の外貨準備高は中国に次いで2位です。

 韓国も外貨準備高を用意していますが、そんなに大して持ってません。毎年、ドル建て債の返済時期になると、巷では「韓国経済危機!」みたいな見出しが飛び交ったりします。2年前のリーマンショック(リーマンショックは韓国が引き金になった)の頃もそうですし、今年も同じです。韓国は慢性的なドル不足に悩んでいます。

 さて、ここまで読んで、この状況で一儲けできる方法を思いつきましたか?世界中にいる天才たちは、思いついています。

 外国為替証拠金取引、通称FXというものがあります。先ほどは国が通貨を交換していましたが、それは個人でもできます。あなたのボーナスから10万円をドルに交換しますと、1ドル80円として、1250ドル手に入ります。その1250ドルを1ドル100円の時にまた交換すれば、12.5万円手に入り、あなたのボーナスが2.5万円増えた事になります。FXの素晴らしい点は、最初にあなたのボーナスからの10万円を担保に借金する事ができまして、250万円まで(業者によっては500万円、今はもしかしたら法律が変わったかも)交換できます。ですから、先ほどの例によれば、10万円で240万円(自分のお金10万を足して250万)を借り31250ドルを手に入れ、1ドル100円でまた交換し、312.5万手に入れ、240万返済して72.5万手元に残ります。10万円が72.5万円になりました。

 ただ問題は1ドル80円が、1ドル100円になる保障はありません。ならば、無理やり、そうしてしまえと考える大金持ちがいまして、その方法を解説すると長くなるので、本日は省略しますが、要するにお金の価値を操作する勢力があります。

 韓国ウォンは、そういう人たちの格好の標的です。ウォンの価値が下がれば下がるほど儲ける事ができる人たちが、必死でウォンの価値を下げようとします。要するに、そういう人たちが、ウォンを借金して売りまくるのです。返済する時は元金より多くウォンが手に入っているため、それを担保にまたウォンを借金し、を繰り返します。すると、ウォンはみるみる価値が無くなっていきます。

 彼らにとって、ウォンの価値が下がれば儲かるので、韓国経済が破綻し、借金が返せないデフォルトになれば、物凄い利益を上げる事ができます。韓国としては、それは大変困った事ですが、法律的には何の問題もありませんので、文句の言いようもありません。そこでウォンの価値はともかく、借金だけでも何とか返済してデフォルトにならないようにしようと言う事で、通貨スワップ協定が出てきます。

 めちゃくちゃ長くなったので、次回に続く。つうか、通貨スワップ協定を説明しようとすると、前知識を知っておかないといけないので、説明が長くなります。