津島はこの地方の古くからの中心地ですので、バス路線も各方面へ
向かっていました。
また鉄道の津島線が名古屋との間を若干北回りで結んでいることもあって、
直線で結ぶバス路線は発達していることも特長です。
下記が津島駅の1990年時点路線図です。
濃い細線が1990年の、淡い太線が現在の路線です。
路線ごとの本数は、特別なものを除き昼間時間帯を例示しました。
![$いい加減がよい加減-津島バス路線図](https://stat.ameba.jp/user_images/20100615/22/inurosan/45/95/p/o0480036010593035012.png?caw=800)
【名古屋・津島線】
名鉄BCゆき(安松・中村公園前経由) 6本/時
中村公園前ゆき(安松経由) 平日9本
休日4本
【岩塚線】
名鉄BCゆき(鷹居・岩塚経由) 2~3本/時
【蟹江線】
尾張温泉ゆき(東神守経由) 1日2本
【神島田線】
富吉ゆき(唐臼住宅・鹿伏兎経由) 1日5本
尾張温泉ゆき(唐臼住宅・鹿伏兎経由) 1日2本
【善太線】
富吉ゆき(落合・永和支所経由) 1日2本
【給父線】
地泉院ゆき(西川端・給父経由) 1本/時(昼間時のみ)
給父ゆき(西川端経由) 1~2本/時(朝夕)
給父ゆき(早尾経由) 1本/時
(便がない時間帯あり)
すべて津島起終点の運行となっていました。
名古屋・津島線、岩塚線は現在も運行されている路線です。
ただ、当時は現在より多い本数が確保されていました。
津島自動車営業所が現在の大坪移転前で津島駅前に所在していたため、
その影響かもしれません。
津島より南方へ行く路線として、蟹江線、神島田線、善太線が運行されて
いました。
神島田は住所としては存在せず聞きなれない名称ですが、岩塚線から
分かれた後で通る、中一色周辺を指す地域名のようです(小学校、保育園の
名称になっていますが、停留所名としてはなし。)。
どの路線も本数が少なく、当時既に免許維持程度の扱いとなっていたと
思われます。
給父(きゅうぶ)線は津島から北西に向かい、木曽川べりの旧八開村給父へ
向かう路線です。
北回りの西川端経由、南回りの早尾経由の2系統がありました。
また、日中は旧祖父江町内となる地泉院までの運行となっていました。
現在は、名古屋・津島線、岩塚線を除いて廃止となっています。
ただ、地泉院へは節分時に臨時運行されることがあるようです。