引渡しの1週間前に施主点検がありました。

施主点検で直してもらった点は以下になります。

 

①窓の鍵

 

 

LDKの掃き出し窓が少しズレていたので、微修正をしてもらいました。

窓の鍵をかけると、防犯ロックが自動でかかる仕組みであるはずなのですが、2つある片方の窓はきちんとかかりませんでした。

 

 

同様に窓のズレによるものなのか、下側にある防犯ロックも正しくかからなかったので修正してもらいました。

 

 

②トイレの換気扇スイッチ

 

 

1Fのトイレは足元と天井の2ヶ所に照明を設置したのですが、基本的には足元ライトが自動でつき、天井のライトは必要時につける設計にしてもらいました。

ただ、現場とうまく連携が取れていなかったのか、換気扇のスイッチが天井の照明と連動する形で施工されていました。

つまり、普段は天井の照明をつけないので、換気扇が回らないトイレになってしまいます。

 

 

そこで、換気扇のスイッチを天井の照明から足元の照明のスイッチに連動するように配線を変えてもらいました。

壁の中の話なので難しいと断られるかと思ったのですが、何の問題もなく対応してもらいました。

 

 

③階段のペンダントライトの高さ調整

 

 

かなり細かい内容なのですが、階段のペンダントライトの高さを5cm上げてもらいました。

2Fから階段を下りる際に目線と合うように意図した微修正です。

 

 

 

④階段の笠木

 

 

境目のところが高さが揃っていなかったので直してもらいました。

(ハンマーで叩いてそろえた光景が目に浮かぶのですが、実際はどうやってそろえたんでしょうかね笑)

 

 

⑤浄水器の位置

 

 

元々キッチン引き出しの奥のところに浄水器が設置されていたのですが、取り換えるときに引き出しを外に取り外して潜り込まないといけないので、浄水器の位置を手前に変えてもらいました。

年一回の交換ではありますが、取り換えにストレスなくできるようになりました。

 

 

⑥名前は不明だが、外壁と基礎の間のステンレスのところ

 

 

家の周りを一周してみたところ、2ヶ所ほどまっすぐではなく、斜めに歪んでいるところがあったので直してもらいました。

 

 

ネットでいろいろ調べると施主点検のチェックポイントみたいのがたくさん出てきますが、まずはほぼ完成した家を自分の目で見て楽しむことが重要だと思います。

写真やビデオを撮ることはもちろん重要ですが、カメラ越しではなく、自分の目で見た方がいいと思います。

あと、設計図面と実際に合っているのかの確認は重要で、水が流れるのかとか、床下点検口の下が掃除されているのか、いろんなコツがネットに上がっていますが、それ以前に頼んだ家ができたのかをまずは確認するべきです。

先週、長い積水ハウスとの家づくりも終わり、ついに家の引渡しとなりました。

当日は営業、設計、現場監督と挨拶を交わし、裏話も含めて思い出を振り返りながら完成した家の出来栄えに一同感動していました。

 

 

(花束と住まいのお手入れセットをいただきました)

 

 

というのも、私達の家は旗竿地での建築であるということもあり、各部署が密に連携を取りながらしっかり打ち合わせして建築を進めないと工事の実現が難しかったと聞きました。

クレーンの稼働幅に少し余裕を持たせて建物位置をずらしたい現場側の意見と、極力無駄な土地のスペースを作りたくない私達の要望を聞き入れて図面を作成してくれた設計士、両者の狭間で怒られる営業の構図となっていたようです(笑)

ですが、そこをなんとするのが凄いところで、工事の工程(特に基礎)を通常とは違う手順で行い、クレーン幅が本当にギリギリのところまで建物を寄せて工事を完遂することができました。

 

 

(↑以前も写真をブログに載せましたが、こんな状態のクレーン工事になっていました)

 

現場監督は年間数多くの家を担当するチーフコンストラクターであるのですが、それでもクレーン工事の日はドキドキして気が気でなかったと、印象深い工事だったとおっしゃっていました(笑)

 

 

引っ越し後でまだ片付いていない荷物も多く、必要なものも全然そろっていない状況で多忙であることに変わりないのですが、せっかく家が完成したということで、今後は旗竿地ならではの家づくりを中心に拘りポイントを紹介できればと思います。

私達は、積水ハウス、住友林業、ヘーベルハウスで相見積もりをしましたので、私達の家のプランにおける坪単価を比較してみたいと思います。

仮契約時にいろいろ詰め込んでおけと言われていたので、かなり贅沢なものを多く取り入れたプランになっているので、ネットで公開されている坪単価よりは高めかと思いますが、各社の相対的な価格帯がわかるかと思います。

また、坪単価の定義ですが、諸費用(設計報酬や火災保険、ローンの諸費用など)や消費税はあり外構無しで出したいと思います。

つまり家の総額から土地と外構とローンの金利を抜いた金額を坪数で割った額となります。

 

 

①積水ハウス

坪単価: 104.7万

 

②住友林業

坪単価: 104.9万

 

③ヘーベルハウス

坪単価: 102.8万

 

 

積水ハウスと住友林業のプランの間取りはほぼ同じなので、両社は妥当な金額でプランを出しているのだと感じました。

積水ハウスは真空ガラスや無垢床などへのグレードを上げたり、標準ではない設備を入れたらかなり値段が上がりました。

住友林業は、外壁を全面タイルにした点が金額のインパクトが大きかったです。あと、意外と住林でも無垢床は高かったです。

ヘーベルハウスは間取りが少し違うので、少し安めの坪単価となりましたが、同じ間取りだったら同じ坪単価になりそうです。

また、ヘーベルハウスでも無垢床を採用しましたが、ミャンマーチークを割と普通の値段で採用できるようでした。

 

 

住宅の価格は下がることはないかと思いますので、今後は坪単価が上がって平均延床数が減りそうですね。

実際に家を建てているところを見て経験している立場としては、坪単価が高いのは、人件費をしっかり払っているということかと思います。

坪単価が高い安いかではなく、自分たちの払ったお金が何に使われているのか、何に使ってほしいかを考え、マネーフローに納得できるハウスメーカーで家を建てるべきだと思います。