ゼノブレイド Definitive Edition感想 | お腹ポチャリーマンのゲームレビューブログ

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今回はSwitchで出ているゼノブレイドDefinitive Editionをプレイしたので感想を書いていきます。
ネタバレなし。

ゼノブレイドは2010年にWiiで発売されたRPGソフトで、そのリメイクとして2020年にDEとしてSwitchで発売されました。

広大なマップとアツいストーリーでとても評価が高かったらしいですが、Switchでグラフィックがキレイになって追加ストーリーも含まれてるとのこと。


・プレイしたきっかけ
自分は主にPSのRPGばかりやっていてSwitchは持っていなかったのですが、ゼノブレイドというソフトがRPGとしてかなり評価が高いらしく、いろんな人のレビューでもRPG最高傑作と言ってるのを見た
興味を持ちました。
戦闘がクセが強いらしいけど戦略性があって面白いという声もあったので大丈夫だろうとも思いました。
でもSwitch版しかないのでSwitchもそんなに売ってないしPSの方がやりたいソフト多いしまあいいかなーと思っていたところ、Switchの有機EL版がAmazonで普通に買えたので思わずポチッてしまいました。

SwitchはソロのRPGよりみんなで楽しくやるゲームの方が多いのでぼっちの自分はあまり惹かれはしないですが、Switchならゼノブレイドとファイアーエムブレム風花雪月、ゼルダのブレスオブザワイルドの3つやれればいいかなと思っていました。

最近はスクエニのトライアングルストラテジーの体験版がとても良かったので同じ浅野チームのオクトパストラベラーやブレイブリーデフォルトも気になってきました。

そんな感じでほとんどゼノブレイド目的でSwitch買った感じですね。


個人的なゲームの評価を10点満点で
マップ 10
ストーリー 9
グラフィック 8
音楽 9
戦闘 3

総合6

って感じです。

マップ探索もストーリーも面白いけど戦闘システムが致命的に合いませんでした。
ストーリーに関しては戦闘がストレスすぎてクソゲーだ!って思いながらプレイしてたので偏見なしで評価するのが難しいですが、よくよく考えたらストーリーは普通にアツいし自分の好みだと思います。
ストーリーはかなりいいと思うけどプレイ中はそんなこと感じられないくらい戦闘がストレスすぎでした。
僕はゲームはストーリーと世界観重視なので戦闘はそこまで重視していないのですが、それでもゲームやめようかと思ってしまうくらい戦闘があわなかったです。
RPG好きなら絶対やれ!みたいなレビューあるけど正直万人にはオススメできないほど尖ってると思います。

このゲームの良かった点と微妙だった点をまとめるとこんな感じ

良い点
・フィールドマップは文句なしに最高
・ストーリーはアツい
・音楽がアツい
・ファストトラベルが一瞬

微妙だった点
・戦闘が複数すぎ、操作ミスしやすくてストレスがすごい
・サブクエ受注時のキャラのセリフパターンが少なすぎて不気味
・ダンバンさんの声が微妙
・唐突に始まるラブロマンスが微妙

という感じでした。

まず良かった点について

・フィールドマップ
ゼノブレイドは広大なマップが評判ですが、やってみたら評判通り広大でキレイでとても良かったです。
舞台は巨神と機神という超巨大な神の骸の上というのが斬新です。
最初は骸の上しかフィールドが無いなんて狭そうなイメージでしたが、神の骸が想像を絶するほど大きいのでかなり広いフィールドとして作られているのに驚きました。
広すぎると意味がない場所があったりして探索がめんどくさくなりがちですが、ランドマークや秘境ポイント、アイテム集めのコレペディアのおかげで探索が楽しかったです。
秘境ポイントに到達した時の演出は達成感があって良いですね。
コレペディアも、マップ内で拾えるアイテムをジャンルごとにコンプリートすると装備やジャムなどのアイテムが貰えてマップ探索の動機づけになっていて良かったです。
コレペディア無かったらせっかくの広いマップも探索する気にならなかったと思います。

1つ1つのマップがかなり広いですが、そんなめちゃデカマップがいくつもあるのもすごいです。
マップ内の景色もキレイなものが多いです。
初めてガウル平原に来た時の開放感、マクナ原生林の大きな滝と断崖の吊り橋、エルト海の浮き島からダイブする爽快感、落ちた腕をてっぺんまで登った時の絶景などなどマップ探索がめちゃくちゃ楽しいデザインになっています。
高所から一気に水に落ちるのが怖いけど爽快。
後半は味気ない感じになりますが。

世界が2体の神の骸しかないので世界観自体は小さいですが、逆に世界観が小さいことでマップ表現に限界のある等身大スケールのゲームでも世界中全てを冒険している気になり、ゲームとしてうまくまとまっていると感じました。
広大なフィールドのオープンワールドゲームはどうしても一地方の物語になりがちですが、冒険できるところだけを世界の全てにするっていうのはかなり斬新で面白かったです。

評判通りの広大マップは文句なしで楽しめました。

それにファストトラベルが一瞬すぎて快適です。
広大なマップが複数あるんですが、同じマップ内のファストトラベルはホントに秒で切り替わるのがすごい。
さすがに違うマップへの移動は少し時間かかりますがそれでも他のオープンワールドゲームより段違いの早さです。

・ストーリーと音楽はアツい
ストーリーはわかりやすい、序盤から引き込まれる、終わりまでダレずに面白いと思います。
でも戦闘がストレスすぎて素直にストーリーを楽しめませんでした。
プレイ後の今になって冷静に振り返ると実はけっこう面白かったなーって思います。
ゼノシリーズは昔ゼノギアス、ゼノサーガが発売されていますが自分はプレイしたことなくて初ゼノでした。

シリアスで重い展開ですがそれが良かったです。
序盤の展開は驚きました。


そしてそのストーリーを盛り上げる音楽もめちゃ良かった。
作曲は下村陽子さんらしいです。
音楽聞くと劇中のアツさがこみ上げてくる感じです。

マップ散策の音楽も良い。
特にガウル平原が印象深かったです。

本編は面白かったけど戦闘のせいで楽しめなかったストーリーですが、
追加ストーリーのつながる未来では難易度をカジュアルにしたら純粋に楽しめました。
本編でもカジュアルモードでやったらストレスなく楽しめたのかなと思います。

続編のゼノブレイド2は1よりも賛否分かれる作品とのことなのでやってみたいと思っていたけど…どんなにストーリー良くても1でこんなストレスなら2は絶対ダメだろうなと思ってyoutubeの実況動画見てみました。

そしたら2はストーリー良すぎてエンディングで泣きました笑

こんなにストーリーがいいなら自分でやりたかった感はあるけど、戦闘が1よりもゴチャゴチャしてる印象だったので自分でやってたらこんなに感動できなかったと思います笑
自分で戦闘やらないでストーリーだけ見るとこんなにも感動できるんだなと思って、実況で見て良かったと思いました。

だから本当に戦闘以外はかなりツボなので戦闘を普通にしてくれていたらどハマりしてただろうなっていう作品でした。


ここからは微妙だったところを書いていきます。

・戦闘が複雑すぎる、操作ミスしやすいUI
ストーリーのところでも書きましたが、戦闘システムが本当に合いませんでした。
合わないなと思ったら迷わずEASYにすることをおすすめします。
戦闘システムはMMORPGのような、オートアタックをメインにしながらアーツ技を自分で選択して打っていく感じです。
アーツはリキャスト時間かあって打ったら時間経過しないと打てない感じです。
ホントにMMOみたい。

それだけならいいんですが、さらに気にしないといけないことが多すぎてめちゃくちゃ複雑になっているのが個人的に合いませんでした。

敵の向きによる特効、絆ゲージ、抜刀絆、励まし、未来視、スパイクなどなど。やれることが多くて奥深くなってるけど詰め込みすぎです。
戦闘中は基本的にアーツ欄を見てしまうので戦闘で何が起きてるか全然わからないです。
さらに向きとか特効マークとかも見ないといけないのがとても忙しい。
アーツ欄ばかり見ているとどの技でどれくらいダメージになっているか全然わからず、いつの間にか死んでいたりとかよくあるのがストレスでした。
未来視も最初はなにすればいいかわからないまま死んでいくのが嫌でした。
終盤の敵で3回くらい全滅してもなんで死んでるのかわからない敵がいて本当にストレス。
そんなストレスな戦闘後にアツいストーリーとか持ってこられてもイライラしすぎてさっきの戦闘のことしか考えられず、ストーリーに入り込めないことがよくありました。

戦闘システムがわかりにくくて評判の悪いFF8より数倍意味不明だと思いました。
まあ時代も違うし方向性も違うけど笑

あとはUIがとても使いにくくてミス連発なのもストレス。
アーツの選択が左右にカーソルを合わせにいくのが大変で、戦闘中は忙しいのでカーソルが行き過ぎて間違ったアーツを出すとか頻繁にあります。
FF14のホットバーってめちゃ快適だったんだと思いました。
あとは励ます、戦闘不能回復、未来を教えるボタンが一緒なのでよく操作ミスして立て直せず全滅してストレス。
ミスったらキャンセルできるようにしてくれるだけでいいんだけどできないのが不親切です。


戦闘に対する不満ばかり書きましたが面白いところもありました。
戦術性はかなり高いので、さっき勝てなかった敵でも戦法や味方を変えるだけであっさり勝てたりした時は面白いなと思うこともありました。

それでも複雑すぎてわかりにくい点が致命的に合わずあまり楽しめなかったです。
ここまで合わない戦闘は初めてだと思うレベルでした。

個人的には
・未来視廃止
・スパイク廃止
・アーツ選択をカーソル選択じゃなくてボタン配置か、選択時に時間停止

にしてくれたらまだ楽しめたんじゃないかと思います。
さらに言うならシュルクのモナドアーツ切替も廃止してほしい。

戦闘がホントにストレスでしたがカジュアルモードならあんまり細かいこと気にしないで良いので最初からカジュアルモードにすれば良かったなと思いました。
意地でノーマルモードでクリアしたいって思っていましたが、ストレス感じる時は躊躇わずにイージーを選択することを学びました。
その教訓が現在プレイしているウィッチャー3で活かされてとても楽しめています。


・サブクエ受注時のセリフが不気味
ゼノブレイドはサブクエがたくさんあって受注時に仲間同士で会話が発生することがあるのですが、そのセリフがけっこう長いのに毎回同じなのでロボットになってしまったような印象を受けてとても不気味でした。
そのやり取りさっきもしたのにまた同じことやってる…ってなります。
RPGとしてキャラクターが活き活きとしてるような表現をしたかったんだろうけど完全に逆効果になってます。

・ダンバンさんの声優が微妙
ダンバンさんというキャラクターが兄貴分でいいキャラなんですが声優の堀川りょうさんというベテラン声優ですがとても微妙です。
シュルクの兄貴分なので若いはずなんですが声がとてもおじいちゃんで全然合ってないです。
それがかなり気になっちゃいました。
そのせいであんまりパーティに入れたくなくなっちゃいました。

あとはムムカの声優の若本さんも存在感が強すぎて微妙に感じました。
主役の演技をくっちゃってるレベルの存在感でやりすぎだろと思いました。ラスボスならいいけど途中のボスでは微妙。
ベジータとセルのドラゴンボール勢がミスキャストに感じました。

・突然始まるラブロマンスが微妙
仲間のカルナがいい感じのキレイなお姉さんでけっこう好きなんですが、唐突に仲間のラインと思わせぶりなロマンス展開が始まります。
ラインも好きだけどけっこうゴリラなので正直カルナとロマンスやめてほしいって思ってしまいました笑


そんな感じでマップやストーリーなどとても面白い部分はあるけど、戦闘が致命的なくらい合わなくて素直に楽しめなかった作品でした。

これはとても好みが分かれますね。ハマる人はめちゃくちゃハマりそうだけどダメな人はホントにダメって感じ。
僕はダメでした。

Switchを買った目的がこのゼノブレイドだったので合わないことがけっこうショックでしたね。

それではまた!