あの事件以降、初めてセンセーと会う事になりました。
センセーは昨日当直で、そのまま昼まで仕事をして途中抜けて会いに来てくれました。
アタシは少し気まずくて、センセーの顔を見る事ができませんでした。
その空気を感じたようにセンセーはアタシを抱き締めてくれました。
息ができんくらい強く強く。
そしてアタシの顎を持って顔を自分の方に向かせ、優しい笑顔でアタシを見て長い長いチューをしてくれました。
もぅ、チューしてくれんかと思った…。
するよ。俺の中でお前は何も変わってないよ。
その言葉を聞くと安心しました。
アタシは、正直不安でした。
センセーはもうアタシに触るのも嫌になったんぢゃないかと心配でした。
センセーの顔はすごく疲れていました。
スグにベッドに横になっていました。
おいで。
両手を広げてアタシを呼んでくれました。
ホンマにいつもと変わらないセンセーに救われました。
やっぱりセンセーの腕の中はあったかくていい匂い。
イッパイ抱き締めてくれて、たくさんのチューをくれました。
センセーの唇がだんだん首に移動していくと体が緊張しているのが分かりました。
よみがえって来る記憶…。
怖い。
センセーはスグにその様子に気付いてくれました。
抱いてほしい?
…チョット怖い。
ぢゃー今日はギュッとしとこうな。
優しくそう言ってギューッと強く抱き締めてくれました。
ゴメンねセンセー。
センセーが怖いわけぢゃないのに。
センセーはアタシの隣にズットいてくれました。
何度も何度もチューしてくれました。
そしてアタシの様子を見ながら少しずつ体中にもチューしてくれました。
優しく、そして確かめるように。
「お前は汚くないよ」って言ってくれてるみたいに。
センセーのその優しさを感じた時、自然にセンセーと繋がりたいと思えました。
センセー、やめんといて。
ちっちゃい声でそう言うとセンセーは体を起こしてアタシの顔を見ました。
アタシは「大丈夫」と言う気持ちを込めて笑顔でセンセーを見ました。
するとセンセーはアタシのまぶたを指で押さて閉じれないようにしました。
そのままチュー。
アタシはまたイジワルしてると思って顔をそむけました。
センセーはアタシの顔を自分の方に向かせて、また同じ事をしました。
目を閉じるな。俺を見とけ。
その言葉でセンセーの行動の意味がやっと分かりました。
目の前にいるのはあの男じゃない。
大好きなセンセー。
もぅ怖くありませんでした。
センセーもアタシから目をそらしませんでした。
見つめ合ったまま何度もチューをして…そしてひとつになりました。
ありがとうセンセー。
センセーのおかげでアタシの心は少し復活しました。
アタシの事、いつも通り抱き締めてくれて嬉しかった。
昨日よりもっともっとセンセーの事大好きになったよ。
もうすぐ離れなきゃいけないのにね…。