最近、子供とAIについて話すことが多いです。

 

chatGPTの登場で、2023年は人類史に残る「AIが普及した一年」となると思っています。

 

これからの時代は、頭の良さやどれだけ勉強したかは無意味になるよ

 

今のような学校の勉強は意味がなくなる、

 

という話をしています。

 

 

例えば、自動車の登場で、足の速さが無意味なものとなりました。

 

ウサインボルトは、400m走では45秒で走れます。

 

自動車は400mを11秒で走ります。

 

 

江戸時代には、飛脚が手紙を運んでいました。

 

歩くと2週間ほどかかりますが、飛脚はわずか3~4日で走ったという記録があります。

 

しかし、自動車なら5時間です。

 

個人がどれだけ足が速いか、どれだけ長距離を走れるかは、

 

自動車の登場で重要ではないものとなりました。

 

 

 

ライターの登場で、火おこしの早さは重要ではなくなりました。

 

フォークリフトやクレーンの登場で、筋力の強さは重要ではなくなりました。

 

コンピューターの登場で、個人の計算の早さは重要ではなくなりました。

 

インターネットの登場で、記憶力は重要ではなくなりました。

 

今までは他人と差をつけるため、社会に貢献するために意味を持っていた

個人の能力がこれらの発明によって意味をなさなくなりました。

 

 

AIの機能の一つは、「思考の補助」だと思います。

 

AIの登場で、どれだけ勉強できるかどれだけ考えをまとめられるか

が意味をなさなくなります。

 

今学校で学んでいるほとんどのことは、AIに聞けば教えてくれます。

 

勉強の成績で点数をつけるという意味がなくなります。

 

今の企業は、計算の早い人ではなく、コンピューターを使える人を採用します。

 

つまり、勉強した人や頭がいい人ではなく、AIを使える人を採用するようになります。

 

 

だから子供には勉強をしてもあまり意味がないよと言っています。

 

塾に送るときに話しています。


そういうことは言うなと、奥さんから注意されます。笑

 


でも、今までの流れから考えると、

 

漢字の練習や計算問題を解くような宿題をする時間と労力がもったいないのです。

 

マッチやライターが発明されたのに、火おこしの練習をさせるようなものです。

 

 

今は、この考えに対して反論や反感もあるでしょう。

 

それは、

 

AIがまだ成熟していない点と、

 

自分たちが大切だと思って頑張ってきたことをやめる怖さ

 

からくるものです。

 

 

実際、AIに質問をすると回答には間違いが多くあります。

 

とんでもない変な回答もよくあります。

 

 

こんにちは!プロゲーマーです。笑

 

でもこれは、発明の初期に見られる問題だと考えています。

 

自動車はすぐに故障する、事故を起こすものでしたが、

改善を続けて今はとても安全になっています。

 

 

 

自分たちが大切だと思って頑張ってきたことをやめる怖さ

 

これはかなり大きな要因です。

 

学校の勉強をしないと社会で困る、生きていけないと教えられてきました。

 

そして、社会では就職のときに学歴が見られるので役立つことが多かった。

 

そうした成功体験があります。

 

成功体験があるほど、それを手放すことが怖くなるのです。


 

 

 

なぜ子供に教えるのかというと、

 

新しい技術が生まれた直後というのは、ものすごく差がつくからです。

 

産業革命で、先に機械を使うようになった人は、圧倒的な富を手に入れました。

 

そして、資本家と労働者の圧倒的な格差が生まれました。

 

AIを先に使うようになるどうかで差がつくことは、間違いありません。

 

勉強すべてが不要だと言っているのではありません。

 

AIを使って生きていく前提の新しい勉強が必要になるでしょう。



 

【おまけ】

AIの登場によって新しい職業も生まれます。


AIの導入によって生まれる新たな職種ってなんだかわかりますか?

AIは思考の補助をしてくれるので、こういうときにAIに聞きます。

 

■質問

AIの導入によって生まれる新たな職種の例を教えて

 

■回答

AIの導入によって、新たな職種が生まれる可能性があります。以下に、その一部を紹介します。

  1. データサイエンティスト: AIによって生成された大量のデータを分析し、ビジネスの意思決定に活用するために、データ分析に関するスキルが求められるようになります。データサイエンティストは、大量のデータを収集・整理・分析することによって、ビジネス上の課題を解決するための知見を提供する専門家です。

  2. AIエンジニア: AIシステムの開発や実装に関する専門家です。AI技術を使用して自動化システムやサービスを開発したり、AIモデルをトレーニングしたりすることが求められます。

  3. ロボットエンジニア: AIを組み込んだロボットの開発や設計に関する専門家です。自律型ロボットの設計、開発、製造、およびメンテナンスを行います。

  4. クラウドコンピューティングエンジニア: AIを活用するために、膨大なデータ処理能力が必要になることがあります。クラウドコンピューティングエンジニアは、クラウドベースのコンピューティングシステムを構築するための専門家です。

  5. AIアドバイザー: AIを活用して、企業や個人のビジネス戦略の最適化を支援する専門家です。ビジネスプロセスの改善や新規事業の立ち上げを支援することが求められます。

これらは、AIの導入によって生まれる新たな職種の一部であり、今後ますます需要が高まると予想されます。

 

 

※イラストはAIに描かせた「火おこし」です。