※過去記事をリメイクしてお送りします
今でこそ、おしゃれだと言われるようになった。
でも以前は、劣等感が強すぎて服が買えなかったほどなのだ。
「こんなダサい自分は、おしゃれな店に入る資格がない」
と思っていた。
同じタイプの人は、共感してもらえると思う。
店に入るにはかなり勇気とテンションを上げる必要があった。
服を見ているときにも恥ずかしい。
こんなおしゃれな服はダサい自分に似合わないだろうなあ
と思いながら服を見る。
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恥ずかしくて試着ができない。
特にパンツは困る。
お尻が大きいことと足が短いことがコンプレックスだったので、
丈が合っているとかサイズ感とか店員さんに見てもらえない。
お尻が大きいと必然的に大きいサイズになり、
裾が盛大に余るのだ。
裾の長さを決めてもらうときに、
店員さんに笑われているんじゃないか、と思った。
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結局、無難な服を選ぶようになる。
色は、黒かグレーかブラウン。
デザインはみんなが着ているもの。
目立たない、群衆に紛れる服を選んでいた。
自分の服はおかしくないだろうかということばかり考えていた。
町を歩いていても、みんなと違っていないかを気にしていた。
みんなが着ている服を選ぶ。でも流行の服は選べない。
流行が馴染んで、終わりかけのころにやっと着る。
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ディスプレイされている服は素敵だけど、
素敵すぎて、自分は着る資格がないだろうなと思うのだ。
そして、もしそれが気になったとしても、
店員さんに「こいつ、選んだよ(笑)」って
バカにされていそうで手が出ない。
「あれはありますか?」なんて聞けない。
こっそりと自分で同じ商品を棚から探す。
ディスプレイの服を探していることを気づかれたくない。
チラ見しながら探す。
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店員さんの存在が怖かった。
店員さんがおしゃれすぎて近づけない。
劣等感がいっぱいなのでまぶしすぎるエリートに見えるのだ。
こんな自分がお店にお邪魔して申し訳ありません
という卑屈な気持ちだった。
店員さんが近づくてくると逃げる。
ふふんと澄まして出るが、劣等感が発動して、
怖くて逃げだしていたのだ。
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ファッション誌を買ったことがあるが、
見ると落ち込んでしまう。
このモデルさんはカッコいいから似合うんだ。
自分に置き換えて見ていると、笑えてしまう。
短足でスタイルの悪いやつが着たら笑われるに違いないと
考えてしまう
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体型に自信がないと、
とにかく体型を隠そうとして、ダボっとした服を選ぶ。
ズボンもダボ。シャツもダボ。
特にコンプレックスがあったお尻は隠したい。
冬はコートを着ればいいから助かる。
困るのは夏で、体のラインが見えてしまうから恥ずかしい。
できるだけ丈の長いTシャツを選んでいたなあ。
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友達に服装や体型のことでからかわれた言葉に傷ついてしまう。
「歩き方でお前だって分かるよ」
「その組み合わせ、ダサくない?」
「なんだこのTシャツのイラスト」
頭から離れなくなって、その服を着れなくなってしまう。
自分は格好悪い、ダサいという認識を
友達の言葉でやっぱりそうだよなと強化していた。
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そんなコンプレックスがどうして変わったのか?
二段階ある。
まず、第一段階。
29歳でセミナーをやるようになった。
講師として、ファッションや見た目は大事だ。
マーケティングの専門家だったので、
印象によって商品力が変わることを知っていた。
他人のプロデュースをやっていた。
それと同じように自分もイメージチェンジというか、
ブランディングが必要だと思った。
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カラーコーディネーターさんに自分に合う色を見てもらった。
ピンクや薄いブルーが似合うと言われてぶったまげた。
さらには、落ち着いたトーンの紫もいいと言われたけど、
さすがに信じられなかった。
おしゃれな女性に一緒に買い物に行ってもらって選んでもらった。
選んでもらった服をそのまま着たら「素敵」と言われることが増えた。
センスのいい人に選んでもらうと、
素敵と言われるようになるということを学んだ成功体験だ。
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次に第二段階。
その後、メンタルブロック解放をするようになった。
魅力を認められないというメンタルブロックをいくつも解放した
魅力の中には自分の容姿もあるし、
男性としての魅力もある・・・
はずなのに、認められない。
いろんなテーマをやって来たけど、最も手ごわかった。
でも、ひとつずつ解放していくごとに、
ちょっとずつ素敵な服を選べるようになってきた。
それは、
「自分がそれを選ぶのにふさわしい」
と思えるようになってきたからだ。
これを【同格の心理】という。
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同格の心理とは、
無意識に自分と対象の格を比較している、という法則。
同じ格だと感じると、興味を持つし、それに手を伸ばすことができる。
自分のほうが下だと感じると、興味が持てないし、手を伸ばせなくなる。
格上のものに近づくのは緊張する。
心理的なハードルが高いので、頑張らないと手を出せない。
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服だけの問題なら、ファッションや外見の自信をつければ解決する。
カラーコーディネーターやファッションコーディネーター
といったプロの力を借りるといい。
彼らのアドバイスに従えば、服装を誉められるようになる。
簡単にあなたの自信をつけてくれる。
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でも、人生全体の問題だったら、それでは対処できない。
・やりたいことを見つける
・いろんな人と緊張せずに話せるようになる
この二つは、あなたがあなたという人間をどう捉えているかで
同格かどうかが決まる。
あなたがあなたという人間をどう捉えているか。
これを【自己肯定感】と呼ぶ。
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【自己肯定感】は、いきなり満たすことができない。
まずは、【つながり感】を満たす必要がある。
さらにその前に【安心感】も必要だ。
いきなり【自己肯定感】は感じられないように
脳はできている。
逆に言えば、
【安心感、つながり感、自己肯定感】の順番で満たせば、
あなたも必ず、いろいろな物事と同格になる。
やりたいことがみつかり、
緊張せずに話せるようになる。
【安心感、つながり感、自己肯定感】が満たされ、
世の中の素敵なもの、素敵な人たちと
同格の心理になっている状態。
これを、【階段ルート】と呼んでいる。
センターピースは、階段ルートの人間心理学なのだ。
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