八ヶ岳の魔女メイさんが書いた『宇宙語で目覚める!』

 

 

 

実は、旦那さんがシェフでセンターピースの懇親会でケータリングをしていただいたことがあるのです。

 

魔女メイさんもお手伝いに来てくれました。

 

そんなご縁から、いただいた本です。



「宇宙語」と聞くと、宇宙の言語の一つなのかな?

 

と思ってしまいますが、そうではない、というのが面白い切り口です。

 

私の理解する宇宙語は、ライトランゲージ、とも呼ばれ、

言葉のない言葉、としてとらえています。

 

どのような名前でもいいのですが、

「宇宙語」がわかりやすいかなと思いまして、

宇宙語と呼んでいます。

 

よかった。

 

「自分は本当に宇宙の言語を話している」と考えていたら、

 

どう本を紹介していいのかと困っておりました。

 


 

宇宙語とは?

こんな分かりやすい説明があります。

 

実は私たちはみんな、この世に降り立った時、

宇宙語を話していました。

自分から出てくる、意味のない、そのままの言葉を

信頼し、声に出し、気持ちを表現していたのです。

 

それは赤ちゃんの喃語

ご機嫌の時に、「あーあー、うーうー」とお話ししてくれますね。

あれが宇宙語そのものなんですね。

 

 

分かりやすく言うと、本書は「宇宙語のすすめ」の本です。

 

どうして宇宙語を勧めるのか。

 

そのひとつにヒーリング効果があるからです。

 

宇宙語を話してみた人は、

 

嬉しくなったり、解放感につつまれるということです。

 

涙を流す人もいるそう。

 

ふむふむ。

 

これはどういうことだろう、と分析せずにはいられません。

 

 

まずはさっそく、夫婦でやってみました。

 

本に書いてある通り、考えずに、適当に発音してみます。

 

面白い!

 

なぜか自分のは発音がフランス語っぽくなりました。

 

そして、確かに気持ちいい。

 

頭を空っぽにして舌や口を動かして声を出すのは新鮮な感覚!

 

 

 

なるほどなるほど。

 

勝手に、宇宙語を心理学的に分析してみました。

 

 

まず解放感ついて。

 

言語とは人に何かを伝えるツールなので、文法が存在します。

 

会話をする両者がその文法を知っているときにはじめて言語が成立します。

 

例えば、私があなたに

 

「りんごを食べたい」と言ったとき、

 

あなたは「りんご」を知っていなければいけないし、

 

「食べたい」も知っていなければ伝わらない。

 

 

宇宙語にはそれがありません。

 

つまり、

 

「宇宙語は、その人それぞれで違う。」

 

「どんな宇宙語も正解」

 

という前提があるので、「話せていない」という否定がされない。

 

否定されない快感があるのです。

 

 

英語や日本語は、必ず正解があります。

 

例えば、「りんご」のことを「トイレ」と言うと、「間違っている」と指摘される。

 

言い間違えると笑われることもある。

 

特に、自分の気持ちや考えを説明するのは難しいですね。

 

気持ちを表す言葉を見つけ出し、

 

さらに相手に伝わるように言語化するのはストレスです。

 

上手く言語化できずに、

 

「本当にあなたが言うことは分からないよね」

 

「説明が下手だね」

 

と言われてきた人も多い。

 

 

多くの人は、言葉を話すことにストレスを抱えている。

 

その点、正確に伝える必要がない宇宙語は、

 

そのストレスから解放されるという経験をさせてくれるのです。

 

今まで、”話すけど誰にも伝わらなくていい”なんていう体験を

 

したことがあるだろうか?


 

 

もうひとつの得られる感覚は、自己承認っぽいですね。

 

涙を流した人がいる、というのがまさにこれ。

 

この場合の自己承認は、特別だと思っていたものを自分もできた!!という喜び

 

宇宙語ってちょっと超能力っぽい。

 

特別な人しかできないすごいものだ、と思っていた。

 

でも、発声してみたらできた!という体験は、

 

私は取りに足らない人間だ

 

私は人並みではない

 

という劣等感の解消をしてくれます。

 

 

ここで触れなくちゃいけない話題が、

 

「本当は宇宙のどこかの惑星の言葉なのではないのか?」

 

という疑問です。

 

実は、以前にも何回か宇宙語を話せるという人の動画を見たことがあります。

 

見た限りでは、どれも言語ではないですね。

 

口癖のように慣れた口と声帯の動きで発音しているだけです。

 

自分が話す宇宙語は○○星系のものだと信じている人もいますが、

 

よく聞くと同じ音節が繰り返されるので、やはり文法はなさそうです。
 

人に意思を伝えるツールとしては使えないでしょう。

 

つまり言語ではないですね。

 

 

 

まとめると、宇宙語とは自由な一人カラオケみたいな感じです。

 

カラオケよりも開放的。

 

なぜなら、歌詞もリズムもない。制約がゼロ!

 

これが気持ちいい。

 

 

誰かに言葉で伝えるのは大変なこと。

 

今これを書いているときも、読み手のあなたに伝わるような

 

表現や説明の順序を考えている。

 

読み手はいろんな人がいる。

 

スピリチュアルが好きな人も嫌いな人もいる。

 

宇宙語はどこかの星系の言語だと信じている人もいる。

 

そういう人たちの反応を考慮しながら言葉を選ぶのはなかなかストレスです。

 

 

そのようなストレスから解放されて、発話だけを自由にしちゃおうっていう試みが宇宙語。

 

  • 言葉を話すのって疲れるなあ。
     
  • いつも頭を使って話している。
     
  • 宇宙語なんて特別な人にしか話せないんでしょ。私は凡人だからむりそう。

という人に本書はおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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